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トーマ「アザレアの心臓」 

アザレアの心臓 (初回生産限定盤) (ALBUM+DVD)
トーマ「アザレアの心臓」
ニコニコ動画で人気のVOCALOIDクリエーター、トーマの1st。
珍しくボカロ作品の感想です。個人的にこのシーンが熱かったのは2010年くらいまでで、それ以降は段々クールダウンしているといった状況。世間的には逆に盛り上がってきているのかもしれませんが、メディアミックスとかで勝負してくる曲が多くなり、単なる"作曲家"が成功する場ではなくなってきているのが個人的に離れた理由の一つかもしれません。別のところで物語化されても、もうついていけないわけです。
さて今作ですが、一枚絵の動画でも純粋に曲で勝負できるタイプの作品を多く生み出しているトーマの初の全国流通盤となります。動画のタグで言えば「驚異的な中毒性」がよく付いているイメージ。このタグの動画、ボカロに限らず好きだったりします。他に好きなタグは「VOCALOID幻想狂気曲リンク」とか。特徴としては、初音ミクだからこそ歌える詰め込まれた語彙とそこに乗っかる中毒性の高いバンドサウンドが挙げられます。近いところではwowaka、日向電工あたりも好きですね。

どこがサビだよというぐらい展開の変化が早い「潜水艦トロイメライ」でスタート。序盤の核となるであろう「リベラバビロン」も目まぐるしく展開が変わる。最後の最後までギアチェンジを続ける貪欲さが窺える。3曲目「サンセットバスストップ」になって展開がようやく落ち着いてサビも分かりやすくなる。3分前くらいのピアノ間奏が好き。
「魔法少女幸福論」はタイトル通りのインスパイアぶり。流行ってますもんね…「envycat blackout」は加速するサビがいい感じと思ってたら加速し過ぎ(笑)アウトロがだいぶベタなフレーズになっている等、突き放したり寄せ付けたりが忙しい。「九龍イドラ」は好きなチャイナアレンジ。何歌っているのかはさっぱりだが。
「廃景に鉄塔、「千鶴」は田園にて待つ。」と「心臓」は本人歌唱。本人ボーカルの曲があるとは意外だったが、今作においてはどうしても薄口の部類に入ってしまう。詞は一番聞き取りやすい。当たり前か。ヴィジュアル系寄りな甘いボーカルは歓喜する人はするんじゃないでしょうか。「心臓」はアレンジがどことなく残響のバンドっぽい。
切なさを強調したJ-POP寄りの「オレンジ」は人に提供してもよさそう。提供せずとも勝手に歌ってる人はいっぱいいるんでしょうが。「クジラ病棟の或る前夜」も同じくきれいめでタイトルの"クジラ"から海を連想する音。
イントロから得意パターンに入った感じのリード曲「アザレアの亡霊」。この曲がするっと受け入れられればこのアルバムは面白く感じるでしょう。

作曲は展開のトリッキーさとかテンポの速さとかクセが強いが、一つずつのフレーズを聴くと割りとポップなことをやっている印象。人間のバンドで言えば、凛として時雨とかに近い。歌モノとインストの狭間を行くイメージ。編曲は全体的にごちゃっとしているが、混沌さをあえて出しているのだろうし、ここぞという聴きどころでは音数をしっかり減らしているのでそこまでは気にならない。詞については彼に限ったことではないが、中国人にも理解しやすいであろう漢字過多なものが多い。独自の世界観はあるのだろうが、全体的に感情移入するほど取り立ててこの表現が良いとかいうのはなかったです。語感という観点で言えばいい言葉選びをしているとは思います。ややパターン化されているハイテンポ曲をさらに深化できるか今後に期待ですね。

★★★★




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