hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

TB: --    CM: --

Kalafina「Consolation」 

Consolation(初回生産限定盤B)(Blu-ray Disc付)
Kalafina「Consolation」
梶浦由記がプロデュースする女性3人組ユニット、Kalafinaの4th。
もうなんなんですかね。ぐうの音も出ませんよ。4thまで出してここまで安定していると。昨今の女性3人組ユニットと言えば、KalafinaかPerfumeかというぐらいの位置に来てますよ。とやや興奮気味な書き出しですが、5年間でこれほどの高いクオリティーを保ち続けている人はそうそういないんじゃないかとやっぱり思います。梶浦氏に関して言えばもうキャリア20年ですからね。

今作がこれまでの3作と大きく違うと感じた点は収録時間。1時間越えが当然だった前作までに対して今作は初めて1時間を切ってきました。Kalafinaと言えば、スケールの壮大な大曲が多いイメージで、アルバム全体の構成がもっさりし過ぎて息切れすることもあったのですが、今作はそのデメリットを見事に解消。最後まで通して聴きやすい印象を受けました。

冒頭の「al fine」は今作収録の楽曲の歌詞を繋ぎあわせたプロローグ。こういう表現はエピローグとして使う人の方が多い気がするので面白いですね。アルバムタイトルになっている「consolation」は"慰め"の意味を持つ楽曲。想像以上にアッパー。"慰め"という言葉に深い意味合いがあってちょっと理解できていない。"みんなのうた"に使われた「moonfesta~ムーンフェスタ~」は梶浦曲の中でもかなり明るい部類に入るのでは。比較的ベタに民族風メロディーを取り入れて「みんなのうた」仕様に分かりやすくしているが、アレンジの極め細やかさに抜かりはない。「Door」は"バス"という現代的な描写があるKalafina的には多分珍しい曲。展開は穏やかながらジワジワとくるものがありますね。魔法少女アニメの挿入歌「未来」はベタに前向き。意外とこういう曲は以前はなかったかも。「花束」からの新曲4つもシングル曲並のパワーで中盤を彩っている。アコーディオンを入れた「花束」はダークな装いで今作のアルバム曲で一番好きですね。アコーディオンとかもう琴線に触れざるを得ないですよ。個人的にはバグパイプとかも同様。「signal」、「obbligato」では攻めのアレンジ、「木苺の茂みに」では転じてクラシカルで抑え気味のアレンジ。攻守にわたる大活躍。終盤に3連続アニメタイアップ曲とか飛ばしようのない曲順を仕掛けてくるなあ。「満天」はサビに向かっていくまでの盛り上がり方が秀逸。「to the beginning」は疾走感溢れるストリングスアレンジのイントロの時点で勝負あり。「ひかりふる」はボーカルが特に映えて聴こえる魔法少女曲。このアニメの曲はClariSの方がイメージが強いのですが、こちらも完成度高いですね。ラストの「夢の大地」もタイトル通り壮大な締め括り。何となく以前紹介したのあのわの新作のラストに近い。

梶浦さんは天才と言うより秀才と呼ぶにふさわしい音楽家だと思います。決して引き出しが多いわけではないですが、イメージにそぐわないこと、奇を衒ったことはできる限り行わず、真摯に丁寧に音楽を紡ぎだす姿勢を貫いています。3人のプロフェッショナルによるハーモニーも今更取り立てて言うこともないがやはり素晴らしい。お互いが他の人の声を尊重し伸ばしあうことでさらなる高みに向かっている。最近はこういうきれいなハモリをやる人たちが少なくなってしまい寂しいものです。

★★★★★




関連記事
スポンサーサイト

category: アルバムレビュー

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://hawaiibem.blog.fc2.com/tb.php/58-cffc9d3c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

このブログについて

最新記事

カレンダー

カテゴリ

リンク

アクセス数 since 2014.1.12

つぶやき

最新コメント

月別アーカイブ

ブログ内検索

にほんブログ村

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。