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気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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ヒトリエ「WONDER and WONDER」 

WONDER and WONDER(初回生産限定盤)(DVD付)
ヒトリエ「WONDER and WONDER」
VOCALOIDプロデューサーのwowakaを中心に結成された男性4人組ロックバンド、ヒトリエの1stフル。
キリキリマイの不思議世界。

「終着点」は、リズミカルだが歌モノとしては違和感のあるメロディーに言葉を当て嵌めて、サビではハイトーン&ハイテンポで突き抜ける得意の展開。序盤のAメロでだいぶタメを作っている。
「インパーフェクション」は、サイレンのようなキャッチーなリフで、"絶望"だの"最低"だのと葛藤と混沌を跳ね除けた逃避ぶりが窺える曲。
「N/A」はタイトルの意味通り否定文が散りばめられた曲だが、二重否定によるポジティブさも垣間見せる。なぜかゆっくりに感じるテンポ。

「5カウントハロー」は中毒性の高いリフに始まり、音を削ぎ落としながらも確実に印象に残るアンサンブルを構築している。歌詞の内容的に、THE ORAL CIGARETTESの「嫌い」と聴き比べるのも一興かと。
「ピューパ・シネマ」はセカイ系のミドルテンポ曲。少しコミカルなリフと妙な音の飛び方をするメロディーがクセになる。
「癖」はRADのとある曲を思い出させるしっとりセンチメンタル系。シンプルだが哀愁があって好きな曲。

「NONSENSE」は熟語を詰め込んで情報量の多い様がいかにも彼ららしい曲。テーマとしては一曲目と大差ない気がするが。四つ打ちではない複雑なリズムを刻んでいる。
「ボートマン」は四つ打ちの使いどころが面白いと感じた曲。なるほどそこだけ使うのかー。
「なぜなぜ」は疑問文のオンパレード。この曲に限らずやたら自問自答してるよな、この人。

「我楽多遊び」はオノマトペのオンパレード。語感勝負って感じだね。
「ゴーストロール」は熟語の並びが漢字のテストかお経みたいだなと感じた曲。無機質なAメロからサビに進むにつれて有機的で人間臭い歌に変わっていく構成は面白い。躍動的なドラムも良い感じ。
「センスレス・ワンダー」は月間マイベスト1にも選んだ曲。イントロからアグレッシブで手数がやたら多い構成。ハイトーンで攻め立てるサビが魅力。

『高速四つ打ち』の極地に立つバンドの初のフルアルバム。印象的なリフを軸にしたスピード感のある楽曲が中心ではありますが、その限りではない指向の曲も入りこみ、密度の高い作品に仕上がっています。濃密な構成であるのに、心にぽっかり穴が開いたような空虚さや切なさも不思議と孕んでいるのが良いですね。単に速くてスカッとするだけではない、複雑な心象風景をアウトプットした曲からは、VOCALOID時代の『現実逃避P』という異名があった頃のエスケーピズムの観念も感じさせます。意外とフィジカルに渋い演奏が出来るところも随所に見られ、バンドとしての自立が確固としたものになったのも良かったと思います。

★★★★☆


4時間半撮影→映像としては3分にしかならない。ファッ!?




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