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気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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感傷ベクトル「君の嘘とタイトルロール」 

君の嘘とタイトルロール (初回限定盤)
感傷ベクトル「君の嘘とタイトルロール」
音楽と漫画の2つの分野で活動するハイブリッドロックサークル、感傷ベクトルの2nd。
洗練されたセンチメンタルを堪能。

「神様のコンパス」は爽やかさが先行する一曲目。何段階にもギアチェンジするテンポの変化が面白い。
「エンリルと13月の少年」は彼らのことを気にかけるようになった一曲。mouse on the keysを歌モノポップスに昇華させたような緻密な構成が見事。
「星のぬけがら」は穏やかなピアノアレンジが綺麗。か細い声で歌うAメロと躍動感のあるサビとのコントラストが特徴。歌詞とは裏腹に前向きさを感じる。

「初夏の哀悼」は全体的に爽やかなポップスに仕上がっているが、切ない余韻が残る。
「涙のプール」は比較的前向きでテンポのいい四つ打ち曲。結構早い段階で"涙のプール"からかけ離れたテーマな気がするけど。
「ひとりの週末」はアコギ主体のまったりポップス。いい感じに力が抜ける時間。

「光のあと」は緊迫感すら感じるポストロック的な構成で中盤からの空気を一気に変えた。縦横無尽なリズム隊を筆頭に演奏に捻りが効いているが、サビは明快な運び。
「生者の更新」はアコギとともに始まる歌い出しから哀愁があって好きな曲。サビメロの良さに尽きる。ピアノなしでもいけるじゃん。
「終点のダンス」はピアノが跳ね回るアグレッシブなバンド演奏がこれまた良好。今作で一番やけくそな展開になっていて、アウトロも素晴らしい。

「その果て」は誠実で優等生的なメッセージを乗せたラスト一歩手前の曲。ラストっぽいクライマックスな雰囲気を持たせて次曲へ。
「僕の嘘とエンドロール」は再び動きのある演奏に引き込まれる真のラスト曲。変拍子のオンパレードだが、キャッチーなメロディーが爽やかで気持ちよく聴き終わる。

同人サークルを発端に、メディアミックス的な活動をしているユニットです。出てきた当初はあまり興味がない存在だったのですが、「エンリル~」を期にアルバムを聴いてみた次第です。これが実に面白い。残響レコード系のポストロックを絡めた楽曲が印象に残りましたが、よりポップでアニソン的なアプローチをしたものが多いのが特徴です。ユニット名通り、どこか刹那的で感傷的な要素を含んだ詞が多いですが、割りと爽やかなアレンジで重さを感じさせない構成になっています。ハイライトは「光のあと」からの終盤5曲ですかね。ただの草食男子なキャラクターのバンドに留まらない洗練されたアンサンブルを堪能することができました。並行して作成している漫画の方も合わせて読むとより楽しめるのかもしれません。

★★★★☆


ダブルピアノ!!


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