hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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吉澤嘉代子「幻倶楽部」 

幻倶楽部
吉澤嘉代子「幻倶楽部」
埼玉出身の女性シンガーソングライター、吉澤嘉代子のメジャー2ndミニ。
めくるめくカヨコ劇場。

「ケケケ」は『毛』をテーマにしたコミカルな曲。いきなりとんでもないものがぶっこまれました。謎の正義感を振りかざした大胆不敵な展開に圧倒される。ここまで振り切れてしまうとはたまげたなあ。
「シーラカンス通り」は今作のマイベスト。昨年の初ワンマンの際に聴いた未音源化曲の中でも、一際異彩を放っていた曲が待望の音源化。三島由紀夫の「黒蜥蜴」×ストリップというこれまたアグレッシブなテーマであり、官能と哀愁が織り交ざった世界に引き込まれる。ところで、Hipster Imageの「Make Her Mine」が頭をよぎったのは私だけだろうか。
「うそつき」は学生の禁断の恋を描いた曲。彼女のボーカルには太田裕美的な包容力を前から感じていたんだけど、この曲はモロにそんな雰囲気がある。筒美京平や大瀧詠一が書いたと言っても何の違和感もないよな、このメロディー。

「恋愛倶楽部」はイントロの懐かしさ度が今作トップだと思った曲。またしても曲の主人公は学生。何から何までノスタルジックだが、歌詞の中にこっそりとスパイスがあって一筋縄ではいかないところが、彼女らしい。
「ちょっとちょうだい」はテンポの良いジャジーな曲。化け猫が主人公であり、キュート&ホラーが入り混じるキャッチーな曲。中毒性が高過ぎて生気を奪われそうになった。
「がらんどう」はミドルテンポで最もリアリティのあるテーマのラスト曲。"がらんどう"なんて言葉、久々に聞いたよ。まだそこに何かが残されている、余韻があるような空虚さも感じ取ることができて、良い言葉選びだと思う。

冒頭から『毛』の曲を繰り出してきただけあって、これまで以上に濃いアルバムになっています。懐かしの70~80年代的歌謡曲要素が色濃く出ており、一曲一曲のキャラクターもはっきりしています。前作「変身少女」が『陽』だとすれば、今作は『陰』にフォーカスが当たっていた作品群になっていたような気がします。マイナーコード愛聴家としては、今作の方が好きかな。一般的な『ギター女子』では追随できない女優ぶりをまたしても見せてくれました。まだまだ勢いを加速させてくるのではないでしょうか。

★★★★★


乙女なんだから白目はおやめなさい(笑)


チャイナドレスすばらしい


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category: アルバムレビュー

コメント

hawaiibem 様 こんばんは

吉澤嘉代子さんは
リリースペース早いですね。

これならフルをじっくり作ってほしいところですが
ここまで音楽性が変わっているのを
確認すると仕方ないかも、と思えます。

これまで残っていたシャンソン的要素が霧散して
一気に歌謡へとシフトしていますね。
キャッチー且つ下世話な感じがナイス!

URL | GAOHEWGII #-

2014/11/07 02:57 * edit *

Re: タイトルなし

>GAOHEWGIIさん

短編的に作品ごとにカラーを変えたいという趣向があるように思いますね。
初々しく感じていた初作の頃を思うと凄い変わり様ですが、
もしかしたら彼女の演技に引っ掛かったのかもしれません。
この年代で下世話なところも出せるのは強みだなあと思いました。

URL | hawaiibem #-

2014/11/07 22:23 * edit *

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