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気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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【祝20周年】ゴスペラーズ 全アルバムレビュー 

2014年12月21日にデビュー20周年を迎えた、ゴスペラーズのオリジナルアルバム全14作を一挙にレビューします。


The Gospellers
「The Gospellers」
1995年リリースの1st。
当時から聴いていたわけではないですが、この時期にこういうヴォーカルグループが出てきたことは極めて斬新だったと思いますね。デビューシングル「Promise」を始め、初々しさの中に確かなテクニックを持っていることが分かる内容になっています。黒沢さんの切なさが滲むボーカルが魅力的な「Higher」が一番好きですね。振り返ればアカペラカバーとか早々にかなり渋いことやっているなと。


二枚目
「二枚目」
1996年リリースの2nd。
ユーモア交じりのタイトルは順調である証だったのか。この年は笑っていいとものレギュラーにもなっています。5人の特徴を掴みやすいコミカルな自己紹介ソング「侍ゴスペラーズ」や、初期の楽曲の中でも至高の完成度だと思ってやまない「Atlas」など、1st以上にバラエティ豊かな内容になっています。


MO’BEAT
「MO’BEAT」
1997年リリースの3rd。
本人らとしては順風満帆に進んでいたと思っていたようですが売上が伸びなかった作品。爽やかでカッコいいんだけど食器の話なの?という疑問が未だに解消されない「スプーン」、村上さんのファルセットがゴリ押しされる「参宮橋」、酒井さんの声が安らぐ「t.4.2」等々、さらに内容は充実。


Vol.4
「Vol.4」
1998年リリースの4th。
当時、私がゴスペラーズの曲を聴いた記憶があるのはこの辺りから。でも彼らの名前が頭に入っていたかは定かではないです。1曲ごとに特徴があって好きな曲が多い作品です。ニュースステーションでも使われていた「靴を履いたまま」、神聖な雰囲気が漂うアカペラ曲「未来」、初期シングル曲でおそらく一番聴いたであろう「終わらない世界」あたりが特に好き。超大御所2人が手掛けたアニソン「BOO~おなかが空くほど笑ってみたい~」も収録。はれときどきぶた懐かしい。


FIVE KEYS
「FIVE KEYS」
1999年リリースの5th。
これまでとは作風を大きく変え、転回点となった作品。世間一般のイメージとはやや離れるので初心者にはおススメしませんが、3作ほど聴いた後にこのアルバムを聴くとその異端ぶりの面白さがよく分かるかと思います。冒頭から熱量たっぷりでぶちかます「FIVE KEYS」、熱苦しさ歴代No.1の「熱帯夜」、叙情的で歌謡曲ライクな「逃飛行」と序盤3曲が実に濃いです。このアグレッシブな構成でピュアなバラード「あたらしい世界」がラストというのがこれまたカオス。


Soul Serenade
「Soul Serenade」
2000年リリースの6th。
自身最長のロングセラーであり、2000年代のマイベストトラックと呼べる「永遠に」が収録(アルバムVer.ですが)。『珠玉』という単語が一番似合う良曲揃いの一作だと思います。続「熱帯夜」な雰囲気の「Unlimited」、2010年代のトレンドを先取りしている感のあるサッカーソング「Free Space」、ベースの北山さんの美声が聴ける「月光」、中期のアカペラバラードの代表作「One more day」等々。


FRENZY
「FRENZY」
2002年リリースの7th。
「ひとり」、「約束の季節」、「誓い」といったゴスペラーズ最盛期を物語るヒット曲が連発する豪華盤。「永遠に」と「ひとり」のヒットシングルに挟まれて影が薄い不遇の名曲「告白」もこちらに収録。ベストアルバム「G10」未収録曲の中で最も好きな曲「残照」が入っているのもポイント。さらにRhymesterとのコラボもあったりして、前半がえげつないほど充実。6曲目と7曲目を境にA面とB面が切れ替わるように後半はやや地味なアルバム曲が増えて落ち着いた雰囲気に切り替わります。


アカペラ
「アカペラ」
2002年リリースの8th。
タイトル通り全曲アカペラ収録となっているコンセプチュアルな作品。こんなカッコいいABCの歌が他に存在するのかと思う「いろは」、黒沢バラードの真骨頂「潮騒」、UZY節炸裂の「FWFL」、そして言わずと知れたヒットシングル「星屑の街」も収録。普段よりもボーカルの奥深さを感じることができる作品ですね。


Dressed up to the Nines
「Dressed up to the Nines」
2004年リリースの9th。
個人的に最もカッコいいと思うアルバム。ジャケットからしても最高傑作。デビュー10周年で円熟味を増したアダルトな装いのある曲が多く、曲調も多方面に渡っています。情念たっぷりの「Sweet」、カレー屋からタイトルを取っているとは思えないセンチメンタルな「アンジュナ」、村上バラードの名曲「新大阪」、UZYさんらしい異端さが光る「シアトリカル」、そして「街角-on the corner-」はサウンドのきめ細やかさ、歌い継ぐ5人のハーモニーに惚れ惚れする名曲。


Be as One (初回限定盤)(DVD付)
「Be as One」
2006年リリースの10th。
ベストアルバム「G10」以降に初めて出された作品。シングル曲の蓄積もあり結構豪華な内容。一曲一曲が非常に個性的なんですよね。リード曲と言ってもおかしくない「一筋の軌跡」、「熱帯夜」枠の「狂詩曲」、アカペラバラード枠「Platinum Kiss」、快活で爽やかなポップス「Let it go」、「誓い」に並ぶ良バラード「陽のあたる坂道」、安岡さん作詞で黒沢さん作曲というロマンチシズムの塊のような曲「ミモザ」も初回盤にはボーナストラックとして収録されています。


Hurray!(初回生産限定盤)(DVD付)
「Hurray!」
2009年リリースの11th。
一言で言えば爽やかなアルバム。バカンスというイメージが強い「ローレライ」、スキマスイッチの常田さんを迎えた「セプテノーヴァ」、NHK音楽コンクール課題曲「言葉にすれば」、ラフマニノフ×服部隆之という異色コラボによる作曲が面白い「Sky High」と既発シングル勢の爽やかぶりが際立っています。中でも極めつけは「青い鳥」でしょうか。合唱を意識した曲が多く、幅広い世代に受け入れられる作品ではあると思いますが、この辺からアクの強さが薄まったのが残念ポイントだったりします。


ハモリズム
「ハモリズム」
2011年リリースの12th。
タイトルがダサいなと思っていましたが、彼らのハーモニーは鈍ることなく進み続けます。シングルでは珍しい部類に入るアッパーアカペラ「NEVER STOP」に始まり、アーバンでソウルフルな「愛のシューティングスター」、リーダーのファルセットのサビにUZYの語り付きという濃い内容の「見つめられない」、 お得意の冬バラード「冬響」等々。『ゲゲゲの女房』の音楽を担当した窪田ミナがクラシカルな編曲を施した「明日」が特に良かったです。東日本大震災の影響もおそらくあったのでしょうけど、自身の音楽的背景を素直にアウトプットした肩肘張らない作品になっていると思います。


STEP FOR FIVE
「STEP FOR FIVE」
2012年リリースの13th。
各メンバーのソロ曲が収録された作品。ソロシンガーとしての魅力とグループとしての魅力を一挙に楽しめる一枚になっています。「STEP!」、「2080」、「CRASH」とエレクトロサウンドがどっと増えた印象を与える序盤から、「永遠に」の続編のような雰囲気のある「真夏の夜の夢」、宇宙的なスケール感のあるサウンドメイクの「astro note」、山田ひろし×UZYの名コンビによるやんちゃソング「ギリギリSHOUT!!」。震災復興ソング「BRIDGE」は沁みますなあ。


The Gospellers Now(初回生産限定盤)(DVD付)
「The Gospellers Now」
2014年リリースの14th。
デビュー20周年にあたり、ゴスペラーズの『今』を詰め込んだ作品。このジャケット、1stアルバムと比べると垢抜けたことがよく分かりますねえ。この年の取り方良いなあと憧れます。冒頭の前山田健一による「SING!!!!!」は他ジャンルの作曲家らしい異色な出来栄えになっていて面白い曲でした。The Four Seasonsのカバー曲「Sherry」、加山雄三あたりが歌っていてもおかしくなさそうな「くれないの街」、センチで優しいメロディーが後を引く「REBORN」、力強いメッセージが背中を押してくれる「3月の翼」とバラエティ豊かなラインナップ。


私の音楽観に多大な影響を与えたアーティストの1組、ゴスペラーズのディスコグラフィを駆け足で紹介しました。彼らの曲に触れ始めたのは1998年頃だと思いますが、一番大きなインパクトを与えられたのは2000年の「永遠に」ですね。抜群のコーラスワークに鳥肌が立ったのは今でも記憶に新しいです。個々人のキャラクターも面白く、全員が作詞作曲できる才能があるというヴォーカルグループは彼らを除いてそうはいないと思います。個人的にはUZYこと酒井さんと黒ぽんこと黒沢さんの作曲した曲が好きなことが多いようです。ボーカルにおいてもUZY派ですが。メンバー全員が40代に突入し、ベテラングループとしての風格も増してきました。最近になって、ブラックミュージックをベースにしたインディーズバンドが台頭してきそうな状況もありますし、今一度彼らの良さを再認識してもらいたいなと思います。





○おまけ
Love Notes
「Love Notes」
迷ったらこれです。

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