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気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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chouchou merged syrups.「since」/「clepsydra」 

残響レコードの期待の若手、chouchou merged syrups.(シュシュマージドシロップス)の1stミニと2ndミニを紹介します。このレーベル特有のオルタナティブでありながらポップさも感じさせる音楽性を見事に受け継いだバンドです。


since
「since」
1stミニ。
アグレッシブなイントロから幕を開けるリード曲「ヒエログリフと遊ぶ」は一聴して惚れた名曲。エモーショナルなサウンドに乗っかる繊細な女性ボーカルのコントラスト。
「neoteny」も隙間なく鳴り続ける攻撃的なバンド演奏がたまらない。
「言葉、夢想」は落ち着きのある曲調に転じるが変拍子の多用ぶりが予測不能。このメロディーセンスはレーベルメイトのCOgeNdshE「Kara」に近いものがあると感じた。
「窓に線路」はスローな導入から徐々に解放的に音が広がっていく展開が心地よい。歌詞がまどろっこしいがポジティブであることは分かる。
「瞬間」から再びアッパーな流れに。演奏は軽快だが、ボーカルの存在感がどの曲よりも濃く出ている。
「針中察するに」は鋭利なサウンドが凝縮された熱い展開。前曲と同じくサビの"ああ"だけで浄化される。
「白い呼吸」はシューゲイザー的な音を絡めながら物物しい雰囲気を帯びてラストを迎える。

clepsydra
「clepsydra」
2ndミニ。タイトルは『水時計』の意味。
イントロ「月光」を経て「斜陽」、「白昼夢は色彩の無い」とハイテンポで耳に残る曲が続く。スタートから実にクールに決めてくれる。「斜陽」のサビはインパクト大きいと思うんだけどな。
「踊る、そして」はダンスロックと思いきやそんな要素は微塵もないシリアスなタッチ。闇を感じる。
「Havfrue」は見慣れないタイトルだが『人魚』の意味らしい。変拍子に次ぐ変拍子なポストロック的アレンジ。
「風のように」、「橙鳴る」のラスト2曲はメロディーが面白くて好きだな。割りとポップに聴こえる方なのでは。


良バンド量産地帯である京都出身の4人組。2作ともcinema staffのベース三島想平がプロデュースしています。それもあってか、激しいバンドアンサンブルの中にキャッチーなフレーズが光る音楽という点ではcinema staffとも相通じるものがありますね。繊細で透明感のある女性ボーカルも実に魅力的。作品全体に漂うメランコリックな雰囲気とマッチした声質です。歌詞にも透明感があるというべきか、サウンドの中に溶け込むような質素で内省的な言葉が多く、いかに音で聴かせるかを重視した構成に仕上がっていると思います。2作とも甲乙つけがたいクオリティーの高い作品ですが、総合的にテンポの良い2ndの方が若干好きかな。育成期間を経て満を持して出しただけのことはある快作です。

★★★★☆


バンド名はチョウチョウではなくてシュシュなのでお間違いなく


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