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気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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水樹奈々「SUPERNAL LIBERTY」 

SUPERNAL LIBERTY
水樹奈々「SUPERNAL LIBERTY」
新居浜ふるさと観光大使、水樹奈々の10th。
ついに彼女の作品をレビューする時が来ましたか…

結論から言うと、「GREAT ACTIVITY」から5作連続の個人的名盤入りです。これは、私のしょうもない音楽遍歴史上初めての記録だったと思います。おめでとうございます。


では全曲レビューのようなものを。

「VIRGIN CODE」は作詞:Hibiki、作曲:上松範康というクレジットを見ただけで涎が溢れてくる曲。イントロで近未来感を出してきたかと思えば、凄まじい疾走感のシンフォニックロックかましてきて最高。緩急のつけ方が上手い。一曲の中にどれだけいろんな要素詰め込んでくるんだ。さすがElements Garden。
「GUILTY」は藤末樹の作曲。久しぶりの登場かな。この人の曲好きなので嬉しい。作曲の相方であるRamon Riuさんという方は情報が少ないのだがスペイン出身の人らしい。どこから連れて来たんだ。そんなわけで、洋物っぽくて倖田來未も頭をよぎった艶めかしいダンサンブルナンバー。新機軸ですなあ。
「アパッショナート」は彼女のシンガーソングライターとしての成熟度がより増したことを確信した名曲。今作のマイベスト。これも手数の多さが半端ないのだが、ワールドミュージック×メタルの渾然一体としたアンサンブルの中に、歌謡ポップスとしての聴きやすさを確実に残す巧妙さが光る。とにかく一発でやられました。

「笑顔の行方」は急にやって来たドリカムカバー。これ入れるなら西川さんと歌っていたホットな曲を入れてくれよという苦情はさておき、いろいろてんこ盛りな冒頭3曲からのクールダウンには程よい選曲。単体では食指が動かないが。
「アンティークナハトムジーク」はダークメルヘンな装いがサンホラー的に好きな曲。複雑な構成だが上手いこと歌っていて相変わらず感心。作曲者の古川貴浩といえば、やなぎなぎの「ストレンジアトラクター」の編曲でポスト江口亮ぶりを遺憾なく発揮していた人だなと記憶している。だが今作はまるでそんな気配はない。でも器用にキャッチーな楽曲を作れる人なのは分かったので今後にも期待。
「Fun Fun★People」はh-wonder作曲のファンキーな曲。ありそうでなかったテイストで、はっちゃけてますね。ドキッとさせられるファルセットがツボ。

「FATE」は落ち着きのある温かいバラード系。落ち着いていいのはここだけです。裏で鳴っているR&Bなアレンジは久々に聴いた気がする。
「Vitalization -Aufwachen Form-」は上松氏の本領発揮の超攻撃的シングル曲のアルバムVer.。この人やっぱり奈々さんへの提供曲の時が一番活き活きしているなあと。「Synchrogazer」をも凌駕するアグレッシブさ。イントロからゾクゾクするぜ。鬼畜難度の曲を歌わせる公開SMプレイさながらのスリルを味わえる。まさにMの世界。
「哀愁トワイライト」はアダルティーで往年の歌謡ポップスライクなオシャレ曲。色気があって好きな雰囲気。奈々さんの漢字カナ交じりタイトルの曲は結構当たりが多い法則。

「セツナキャパシティー」はタイトル的にまたしっとりしているのかと思いきや、爽快で前向きなポップスになっている。「SUPER GENERATION」を思い出す気持ちよさ。
「Ladyspiker」は渋みのある低音ボーカルでズンズン突き進むロック曲。派手さはないけどクールで痺れるねえ。メロディーラインも安心感がある。「White Lie」とともに薦めたい一曲。
「Rock you baby!」は既にライブバージョンを視聴しているのではないかと錯覚するくらいのライブ向きアッパー曲。アッパーだけど割りと地味な印象も。

「Million Ways=One Destination」は伊藤賢治と前山田健一の共作曲という触れ込みだけでお腹いっぱいな気分になれる曲。どんな曲を繰り出してくるのか非常に楽しみだったわけだが、蓋を開けてみれば彼女お得意の演歌のエッセンスを含むネオ歌謡曲の様相。入りは結構好きだけど、サビのメロディーがやや弱く感じる。アッパーにした「深愛」みたいな感じだが、メロディーの流れが「深愛」の方が綺麗だった分、やはり今作は印象が弱く感じてしまう。わざわざこの2人にオファーするのであれば、別々に曲を書いてもらえばよかったのではとつい思ってしまうが、決して悪い曲ではない。期待しすぎただけだ。
「僕らの未来」はベテラン矢吹俊郎の独り舞台。ここだけ2nd「MAGIC ATTRACTION」にタイムスリップしたような感覚に襲われる。下向いた顔を上に持ち上げる文字通りのアッパーぶりが痛快。矢吹氏の金太郎飴並の作曲センスに安堵する。「PROTECTION」とかこれまでの矢吹曲が頭の中を駆け巡る。「POWER GATE」を意識しているのね。
「愛の星 -two hearts-」は対エレガの急先鋒と勝手に呼んでいる吉木絵里子の作曲。別に争っているわけではないんだが。上松美香のアルパがとにかく美麗。終わりよければ全て良しなバラードの流れはこれまで通りで、特別メロディーに引っかかるものもなかったが、締めとしては良い幕引き。

記念すべき10作目。実は収録時間的には1stに続いてコンパクトな作品なのですが、密度の濃さは相変わらず高いです。その過剰なまでのサービス精神旺盛な姿勢は、エンターテイナーの鑑というべきか、売り方が小汚いあの人とかあのグループとか(誰かは勝手に想像してね)に爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいです。楽曲制作においてしばらく覇権を握っていたエレガ勢もだいぶ大人しくなり、新しい作曲家を意欲的に取り入れて、無理のない新陳代謝を図っている様子が見られます。様々なジャンルの音楽を取り入れながら、自身のルーツである演歌、歌謡曲の要素がこれまで以上に強く出ており間口の広い作品に仕上がっていますね。演歌、歌謡曲に通じる日本的な叙情性を孕んだ音楽というのは、一般的なJ-POPよりもアニソンの方が聴く機会が多い昨今。ある意味J-POPよりも日本的というか、アニソンが海外で受けがいいのはそういう部分も含んでいるんだなと改めて感じました。それにしても、5作連続は凄いなあ。私自身、音楽の趣味的には飽きっぽい性分なので、なおさら出にくい記録だと思います。一応、同じいよかん県の出身の者なので、若干の贔屓目はありますが、それを差し引いてもやはり凄いです。

★★★★★


※ 鳥 肌 注 意 ※ (4:30)


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コメント

自分は

どうもです。
自分はsfpの5作が連続名盤入り最高記録なんですが、hawaiibem的には違うのですか?
まあ、個人的にも5作連続が恐らく今後も含めて最高記録になりそう。

URL | バツ丸 #-

2014/06/10 00:20 * edit *

Re: 自分は

>バツ丸さん

sfpは「school food is good food」だけが★★★★☆相当なので、
惜しくも4作連続どまりです。次作があったら先に達成していただろうに…

URL | hawaiibem #-

2014/06/10 01:19 * edit *

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