hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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島谷ひとみ「Heart & Symphony」 

Heart & Symphony
島谷ひとみ「Heart & Symphony」
広島出身のシンガー、島谷ひとみの5th。
マンセルさんからリクエストを頂いたので書いてみました。彼女の作品では現時点で最高傑作だと思っています。

「Sky High」はまさにオーケストラの開演を感じさせる落ち着きある導入から、徐々に壮大な展開へと進んでいく。中盤からは打ち込みも入れてくるあたりがavexらしいが、上手くオケと融合させている。
「Falco -ファルコ-」はアラビアンテイストの濃厚なイントロに始まる王道スタイルの曲。所々ベタに感じる表現があるのだが、それを押し切る勢いを感じる。
「真昼の月」はピアノとストリングスの落ち着いたアレンジで優しい雰囲気に溢れた曲。大人しい曲であるからこそシンガーとしての安定ぶりを改めて感じる。濃い曲が多い中で良い配置だと思う。

「沙羅双樹」はアコギソロのイントロの時点から心惹かれるバラード。和の要素も入れた言葉選びに、艶やかさと繊細さのあるボーカルとアレンジが秀逸。演歌一歩手前といった雰囲気だが、こういう色を出せる人はそう多くはないはず。
「Salvia」もイントロから感涙ものの美しいアレンジ。いかん、笛の音が好き過ぎる。花がテーマになっているこの2曲の並びは本当に素晴らしい。
「Garnet Moon」名曲。異論は認めない。avexの十八番的な打ち込みでトランス色の強い曲で今作中盤のピーク。サビ前半の力強さと後半の艶っぽさのバランスが良い。後半の節回しが特に印象的。

「Mona Lisa」は厳粛でクラシカルな雰囲気の一番から、二番は打ち込み系でノリがアップする展開に。そう来るか。というかそうしか来ないか。一番の雰囲気をそのまま貫いた方がサビの歌詞に説得力があった気もするが。
「kokoro」は現実的な歌詞の大人しい曲。曲単体の出来は悪くないのに周りのインパクトがあり過ぎるのがなあ。純粋なオケのアレンジなのに埋もれるのはもったいないレベル。
「~Mermaid~」はパイプオルガンのイントロで一気に厳かムードに。そして意表を突くテンポのボーカル。テンポ間違ってんじゃないのかと当時思っていた。歌うのが難しそうだが面白い曲。どことなくボーカロイドっぽさも。

「太陽神」はアルバム冒頭に戻って来たかのような壮大なアッパー曲。どうも「Sky High」と被るんだよな。BOUNCEBACK作詞だから?
「voice」はアルバム曲の中でマイベストかな。やっぱり「沙羅双樹」かな、「Salvia」かなと未だに迷っております。疾走感と叙情性のあるサビが気に入っている。民族風のアレンジはゲーム音楽リスナーにも響くものがあるはず。
「フレーム」は実質ラスト曲。ミュージカルのクライマックスに立ち会ったかのようなオーラス感。これまでの幻想的で浮世離れした曲はお芝居の世界でしたと言われると妙に合点がいったりする。

彼女のキャリアの中でこれ以上の作品は出ないだろうと決めつけてしまうほどの名盤。全体的にオーケストラを基調とするアレンジになっており、2000年代後半以降に顕著になった(と感じている)J-POP、アニソンにおけるストリングス多用のトレンドの先を行っていたのではないかと思います。アルバム全体の統一感は高く、各曲のクオリティーはシングル級、アッパー曲とバラード曲の配置も良い、と絶賛しまくりです。異国風でメロディーラインに特徴がある70~80年代の歌謡曲(「異邦人」や「飛んでイスタンブール」のイメージ)に、90年代のダンスやトランスの要素を取り入れたスタイルはデビュー当初から好きでしたが、今作はそれらの要素が最も濃密に合わさったアルバムではないかと思います。力があることを主張し過ぎない歌唱力というのも好みで、どんなタイプの曲でもそれ相応の仕事ができるのはやはり魅力だなと。どうも彼女の一般的なイメージというと『「亜麻色の髪の乙女」の人』どまりになっていないかと思っているのですが、実はオリジナル曲も相当打率が高いことをこの機会に知ってもらいたいですね。

島谷さんの話から逸れるので余談扱いにしますが、今作を改めて聴いて頭に浮かぶのは水樹奈々なんですよね。偶然にも今作のリリース翌週に奈々さんの後の代表曲となる「ETERNAL BLAZE」がリリースされているのが運命を感じるというか、こういう音楽が世の中に浸透し始めた時期なんだなと感じますね。というか、本格的に売れ始めた時期にズレがあったので意識していなかったけど、この2人生まれ年一緒なのか。共演が見てみたいです。

★★★★★


今作唯一の欠点はジャケにおける島谷さんの髪型


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コメント

hawaiibem様

こんばんは

島谷さんは「あまいろのー
しか覚えていませんでしたが、やっぱりものすごく歌上手いですね。

そしてエイベックス度濃厚なバックトラック。濃いとのご指摘、その通りだと思います。しかしここまで濃いと、今となっても少しノスタルジーも感じさせます。そして何故かエキゾチックにも感じてしまいました。

URL | GAOHEWGII #-

2014/03/21 00:05 * edit *

Re: タイトルなし

>GAOHEWGIIさん

やはり「亜麻色の髪の乙女」の影響力って良くも悪くもあるなあと思わせる反応で…汗
彼女の初期の作品はエキゾチック度高いですよ。「市場に行こう」とか特にお気に入りです。

URL | hawaiibem #-

2014/03/21 00:20 * edit *

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