hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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コブクロ「One Song From Two Hearts」 

One Song From Two Hearts(初回限定盤)
コブクロ「One Song From Two Hearts」
1998年結成の男性フォークデュオ、コブクロの8th。
4年4か月ぶりのオリジナルアルバム。そんなにブランクあったんですか。

「One Song From Two Hearts」は楽曲そのものにすこぶる魅力を感じたわけではないが、アレンジの引き算が上手くできていて感心した曲。前半はギター主体でクリアなボーカル。後半から徐々に音を足していく部分については、これまでのストリングスによる過剰演出なイメージが多少薄れた気がした。
「紙飛行機」はストリングスを横にはべらせて歌っている絵しか浮かばない曲だが、これもよく聴くといろいろ音入っているんだよね。テレビ的にはかなり埋もれてしまっていると思うが。えらくピースフルなので可もなく不可もなく。
「リンゴの花」はタイトルがいまいちどんな花だっけ?とピンと来ない部分はあるが、脆く壊れやすいものをそっと優しく扱うような高音のボーカルで紡がれる良曲。こういうしっとりとした曲はシングルにはなりづらいが、アルバム構成的には重要な存在。

「ダイヤモンド」は『熱闘甲子園』のテーマソング。高校球児を誠心誠意応援する優秀な仕事ぶりを発揮した曲。高校野球のBGMとして個人的にはもっと候補があったのだけど、タイアップでは有名どころには適いませんね。
「SPLASH」は妙に若々しい夏ソング。彼らの夏の曲の中では少年時代の初恋を描いた「太陽」が好きなのだが、チャラい方面で若返ってしまったか。
「未来切手」はSF(少し不思議)チックな内容。未来の自分に届く手紙って考えてみたらタイムカプセルの類じゃないのかと冷めた意見をしてはなりません。
「モノクローム」はシンプルなギターイントロから心掴まれた。"描いた夢は モノクロのまま"と切ないアレンジがたまらない。アルバムの中心に据えているのも何か意味深いものに感じる。

「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」はビーイング臭のするタイトルだがシングル勢の中では一番好きかも。純然たる漢気が程よい熱量。
「GAME」は軽快なアレンジでいろいろな場面に応用が利きそうな勝負事の曲。多分スキマスイッチだったらもっとハイテンポに歌いそうだなといらぬ想像。
「流星」は2010年代も安定した作風を貫く彼らを象徴するような曲。ツッコミどころ云々の前にもう飽きがきてしまい…
「Blue Bird」も真のファンとしてはオリジナルアルバム収録を待望していたのかもしれないが、ここの並びはベスト盤と同じだしやっぱり飽きが(ry

「LIFE GOES ON」は黒田氏の作曲。ゴスペルを基調に歌うことに重きを置いたメロディーの崩し方は、小渕氏には出せない特徴だなと思った。ラストに持ってきても良い感じ。
「蜜蜂」はどこかで聴いたことあると思ったらベスト盤に入ってたのか。ラストにふさわしい曲が続きますな。
そして本当のラストは「今、咲き誇る花たちよ」。今作で一番のお気に入り。何と言ってもイントロからのケルティックアレンジである。SeanNorthの佐々木久夫氏が制作に絡んでいるのではないかと勝手に妄想していた。民族音楽を取り入れたJ-POPは贔屓してしまうが、コブクロの中では久々の個人的ヒットだった。

シングル曲がリカットを含み15曲中7曲収録という、いかにも長いブランクの果てに完成したという感じが強く出た作品。良いか悪いかはともかく、各曲の収録時間を見るとこれまでの大曲主義ぶりが多少は解消されたのかなと感じる(それでも長いが)。シングル曲に関しては、ストリングスを多用する2000年代の良質とされるJ-POPの基本路線を維持した楽曲が多く、食傷気味になるのは否めない。ただ、アルバム曲はその流れに変化を生むタイプの曲が多く、シングルより面白いのではと思うものがチラホラと。とりわけ「リンゴの花」、「モノクローム」、「今、咲き誇る花たちよ」は好きな部類。軽いノリの「SPLASH」や「GAME」も単体ではインパクトが弱いが、力みまくっているシングル曲の後ろに配置することで良いアクセントになっているのでは。なんだかんだで売れているアーティストでありながら、それに驕ることもなくアレンジもきめ細かくバラエティに富んだ楽曲を並べて質の高さを維持しているとは思いました。ベスト盤を聴くより胃もたれしないのである意味ビギナーにもおススメしやすい一作。

★★★★


オリンピックでケルトが聴ケルト聞いて


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category: アルバムレビュー

コメント

今回はやはりアルバム曲の良さですね。
自分も「リンゴの花」、「モノクローム」、「今、咲き誇る花たちよ」が特に素晴らしいと思いました。

「SPLAH」も「GAME」もあの位置にあるとその曲も前後の曲も活きてきます。
こういった構成ができるのは、流石コブクロだなという感じです。

(トラックバック送ろうとしたのですが、どうしても送信失敗になってしまうので、コメントでお邪魔しました)

ちなみに、このコブクロと一つ前のゲスの極み乙女。のレビューの順が自分と同じで、ちょっと驚きました。
面白いものですね。

URL | micarosu #-

2014/01/19 23:43 * edit *

Re: タイトルなし

アルバム曲について共感してもらえて嬉しいです。気に入った曲も一緒とは!どうしても彼らはシングルでは似たようなイメージの曲が固まりやすいのですが、曲順が功を奏していましたね。

そういえばレビューの順番同じですね。書きたいもしくは書きやすい順番で更新しているだけで意識はしていなかったのですが(笑)

URL | hawaiibem #-

2014/01/20 00:02 * edit *

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