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気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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霜月はるか「レムルローズの魔女」 

レムルローズの魔女
霜月はるか「レムルローズの魔女」
アニメ、ゲーム主題歌を中心に幅広い活動をしている女性シンガーソングライター、霜月はるかのオリジナルファンタジーボーカルアルバム。
彼女のこの手のアルバムは初めて聴いてみましたが、なかなか密度の濃い作品でした。

作品の説明をしておくと、『霜月はるかと共に数々のファンタジー作品を作り上げてきた作家、日山尚とのタッグで新たに送り出すファン待望の新作は、硝子の城に囚われた吸血鬼の少女と、死の呪いを身に受けた少年の、百年前の記憶と真実を辿る物語です。』という紹介があります。Sound Horizon的な楽曲(と一部のイラスト)のみで物語を表現した音楽ということですね。

絢爛豪華だが物悲しい空気が漂う西洋屋敷に誘い込まれたようなワルツ風の「朱の月に唄う魔女」に始まり、疾走感のあるストリングスで今作一のインパクトを残す「虚空が朽ちるまで」へと続く冒頭の2曲でだいぶ作品の世界に入りこんでいけるはず。
「映らない記憶」は落ち着きのある展開に一転し、MANYOによる繊細で美しいストリングスアレンジに癒される。悲劇へと進んでいっているとしか思えないが。
「呪われた姫君~忘却のレムルローズ~」は8分強の大曲でその中身も第四楽章まで分けられている。ちょっとしたクラシック鑑賞の時間。RPGのサントラっぽさもあるね。しっとりムードは続き「夜を待つ二人」では少年少女それぞれの視点から哀愁のある歌を紡いでいく。
「死の舞踏会」はタイトル通りおぞましい雰囲気で物語のクライマックスへと向かっていくわけだが、思ったほどアレンジに重厚さがなくてやや肩透かしを食らったような気分。それなりに凝っているし悪い曲ではないですが。
「緋色の薔薇」は軽妙でジャジーなアレンジが作品の締めにしては妙にノリが良いなと思ったが、単品でも好きな曲。希望に満ち溢れためでたしめでたしな話がお望みならディズニーでも観てなという感じで終わる。

ストーリーの細かなことはしっかり歌詞を辿る必要が出てきますが、別に分からないからと言って楽しめない作品ではありません。正直、私もよく分かっていないので。楽曲そのものは西洋的でクラシカルでやや影を帯びた雰囲気が全曲で統一されており良曲揃いですね。彼女もサンホラで歌っている経験があるせいか、メロディーの作りにもその影響が見られます。自身が作曲した1,2,7曲目が特に目立っていた印象。年齢不詳の少女的ボーカルも健在。歌い分けの振り幅の狭さや迫力不足は否めないが、彼女の声はとにかく癒されます。同人音楽的な作品なので一般的なJ-POPリスナーとは縁遠いとは思いますが、リンホラ人気にあやかって物語音楽の担い手の一角としてもっと注目を集めて欲しいですね。

★★★★


「虚空が朽ちるまで」の一部。


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