hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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supercell「ZIGAEXPERIENTIA」 

ZIGAEXPERIENTIA(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)
supercell「ZIGAEXPERIENTIA」
コンポーザーのryoを中心にしたクリエーター集団、supercellの3rd。
2年半ぶりのオリジナルアルバム。こゑだが新しいボーカルとして参加してからの楽曲が収録されています。

イントロとして静かに幕を開ける「Journey's End」。早くもセンチメンタルな響きが。
「No.525300887039」は深い海へ沈んでいくSEに始まり、ダウナーな雰囲気で"総背番号制"という明るくない未来を描く。こんな曲書けるのかといきなり不意を突かれた気分。
「Mr.Downer」はアグレッシブなロックサウンドにストリングスを織り交ぜたアレンジに、葛藤やもがきを感じる歌詞。小南泰葉とか好きな人に受けそうな感じ。
「My Dearest」は新ボーカルになってからの初シングル曲。彼らの真骨頂というべきピアノ、ストリングスの存在感のある煌びやかなバンドアレンジ。ボーカルにもっと迫力が欲しい感じがしたが、彼女も2年でだいぶ成長したのではと周りの曲を聴いて思う。

「従属人間」はRADWIMPSを通過したような最もVOCALOID感が出ているテンポの速いロック曲。煽りっぽい歌詞はあまり興味が湧かないがサウンド的にはごちゃごちゃしていて好き。
「ホワイト製薬」もどう考えても一筋縄ではいかないタイトルの曲だが、中身もシニカルに現代社会を切ってみせようという意気込みが感じられるロック。姿勢は悪くない。
「拍手喝采歌合」はアニソン・ゲーソン寄りの和風ロック王道一直線な曲。好きなんだけど、フレーズの節々で既存曲をなぞり過ぎたきらいがあるのが、ちょっともったいない。いろいろと似過ぎている。
「Yeah Oh Ahhh Oh!」はパンキッシュなノリで、くだけた歌詞にくだけたボーカルがなかなかマッチしている。

「百回目のキス」は大人しめだがロック路線は維持している。内容が内容だけに全く別のアレンジでしっとり仕上げてもものになりそうだなと思った。
「銀色飛行船」は7分あるバラード。J-POP王道スタイルでなんだか懐かしいとすら思った。タイトルが気になりはするが、何のことはない。純粋な恋愛曲だ。
「The Bravery」は弱い主人公が強い相手に勇気を振り絞って戦いを挑む冒険アニメの主題歌っぽいなと思って聴いていたが、実際にアニメ提供曲だったのか。こういうの全然気にせず聴いているからなあ。純度100%のストレートなアッパー曲。
「僕らのあしあと」はシングル曲のはずだが当時聴いた記憶がない。いきものがかり的な生真面目さのある"歩いてく"ソング。心なしかメロディーもそれっぽい。

「告白」は疾走感のあるピアノロックぶりがやっぱり良いなあ。サビへ向かって勢いづく展開とか予定調和な部分にワクワクさせられる。それにしても"僕"が似合うボーカルだね。
「時間列車」は個人的に今作後半のピーク。4つ打ちで音がワーと入ってくる派手な展開が良いね。"列車"の走り続ける様が上手く表されている。
「We're Still Here」はピアノオンリーのラスト曲。なんとなくこれもいきものがかりチック。

J-POPのど真ん中に割って入ったVOCALOID界の急先鋒の新しい一面を聴くことができた作品。個人的な着目点としてはただ一点―『なぎロス』を解消できたかどうか。nagi(やなぎなぎ)ボーカル時代の瑞々しい青春のきらめきを中心に描いた前作「Today Is A Beautiful Day」に対し、今作はロックアレンジな曲が特に目立っていた印象。ボーカルの声質に対する適材適所という意味では良い方面に向かったと思います。ロックなんだけどJ-POPの範疇でやっている収まりの良さが最近の邦ロックシーンともマッチしていますし。正直、ボーカル代わってからはあまり興味を持てず、あまりにもnagiさんへの愛着があり過ぎたのでハードルを上げた状態で聴いたわけですが、質の高さは維持しているようで安心しました。こゑださんについては、想像していたより繊細な歌い方をする人なんだという印象。歌い分けはnagiさんより幅広いかもね。nagiさんのボーカルが『透明』だとしたら、彼女は『白』かな。(意味が分からん)
構成としては、前半がジャケットと親和性の高いダークロックな流れに勢いがあって良かった。後半はシングル曲でだいぶもっさりしていた印象。ここの並びはいずれもあと一歩でさらに評価上げられそうな出来で惜しいなあという感じ。案外アルバム曲の方でおっと思わせるものが多かった気がする。『明暗』で分けたのだろうか、B面を聴いた後にA面がやってくるような感覚だった。歌詞は、ボカロ文化の一つの特徴である漢字カナ交じりのゴテゴテしたセンテンス…ではなく割りとシンプルに文章を綴っているのは相変わらず。社会的なメッセージ性を含めたり、崩して書いている曲もあるんだけど、全体的に真面目さが滲み出ているなと。オリジナルアルバムを出すごとに一つの区切りをつけてきた彼らですが、クリエーター集団として音楽以外の面も含めてあっと驚かせる作品作りに今後も挑戦していって欲しいですね。

★★★★☆


この数字の意味は?


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category: アルバムレビュー

コメント

hawaiibem様
こんばんは

supercellはお店で働いていた時以来、久々に聴きました。
ヴォーカロイド関連作としては、結構地味なジャケですね・・・。

ゴリゴリのロック・サウンドに発声が十分でない
ヴォーカルの組み合わせ。
歌詞カードを見ないと
何を言っているのか分からないところが辛いです。

が、しかしシリアルでロックな世界観は生み出せています。

数字はバーコードにしては桁が足らないし・・・不明ですね。

URL | GAOHEWGII #-

2013/12/26 19:29 * edit *

Re: タイトルなし

この記事が彼らの曲を久々に聴くきっかけになって幸いです。
このジャケットは前半の重めの雰囲気に非常にマッチしていましたね。
タイトルの数字はやはり意味が分かりませんね。何か意図があるとは思うんですが。

URL | hawaiibem #-

2013/12/26 22:46 * edit *

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