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yucat「PARALLEL WORLDⅡ~第3ノ道~」 

PARALLEL WORLDII~第3ノ道~ (MINI ALBUM)
yucat「PARALLEL WORLDⅡ~第3ノ道~」
元RYTHEMのYUKAによるソロプロジェクト、yucatの2ndミニ。
前作のレビューはこちら。リリーススパンが短いながらも前作にも増して強力な楽曲が並んだ一作となっています。

「第3ノ道」は志方あきこばりの神々しいイントロ、切迫感のある本人のコーラスに始まりパラレルワールドに早々に誘われる。一曲まるごと今作のイントロと捉えてもよいが、単体でも秀逸な出来。
「Tick Tack」は機械仕掛けでSF的な今作の世界を見事に表現した壮大で儚い曲。『ジキルとハイド』をモチーフに狂人の悲劇的な末路がテーマとして描かれている。
「steamroid」は完全にエヴァの曲と本人が公言しているのだが、確かに詞を辿るとシンジの話まんまだなと。今作で最も大人しい曲調だが、神秘的で叙情的なボーカルとアレンジに引き込まれる。
「D2」は童謡「かたつむり」の一節から始まるダークで重ためのロック。歌詞としては"光放つ世界"へと向かっていく前向きさがあり、雨上がりのかたつむりと自分との対比を描いている。タイトルの由来ってもしかして『でんでん』?
「言霊」はリード曲。ロック色が非常に強い。なんだこのカッコよさは。突っ走りぶりと余韻の残し方がたまらない。
ボーナストラックの「暴走マシーン MIND≒0 Ver.」は乗っけから気合の入ったサビで始まり、原曲以上に濃度の高い曲に仕上がっている。

レトロでSFチックというスチームパンクな世界を描いた作品。いやーカッコいい!ベストトラックが選べないくらい全曲秀作。アレンジの仕掛けが一層深みを増して面白くなったなあ。光と影、攻撃性と脆弱性といった二面的なテーマを神秘的かつエモーショナルに描いており、空想の物語の中に潜むリアリティも共有できる。楽曲は前作同様、RYTHEM時代には考えられなかった激情的なロックが主体だがアレンジの貢献度が相当高いと思う。元ネタが明らかにあるので、完全オリジナルの世界というわけにはいかないが、全曲『影』にスポットライトを当てて統一感を上手く出している。世界観が確立されているので、近い世界を描くアニメであればタイアップとして使っても申し分ない。と言うかこれを起点にアニメを作ってもいいくらいである。この激しさと切なさの表現ぶりはサンホラのチームにも欲しいくらいだ。欲を言えば、もっとこの世界に浸っていたい、もっと長い作品でも良かったとさえ思うが、この意見は蛇足かもね。変貌ぶりが衝撃的だった前作をも上回るハイクオリティーぶり。パラレルワールドに足を踏み入れてみてはいかかがでしょう。

★★★★☆


このMMDはいつから使えるようになるんですか。


※追記
yucatさんからコメントを頂きました。ありがとうございました。

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