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気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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谷山浩子×ROLLY「暴虐のからくり人形楽団」 

暴虐のからくり人形楽団
谷山浩子×ROLLY「暴虐のからくり人形楽団」
トンデモコラボの2作目。前作の感想はこちら

序盤の「ウミガメスープ」~「手品師の心臓」までの5曲。オリジナル収録の既発曲であるが、凄まじい選曲ぶりだなと。メルヘン度が高くてホラー要素も多々あり。それに加えてROLLYのベースとコーラスが入ってきてカオスの様相。個人的には「ハサミトギを追いかけて」と「人魚は歩けない」という好きな怪アッパー曲が入ったことが非常に喜ばしかった。アレンジがカッコいいんですよ。「ハサミトギ~」はなぜか東京の駅名のアナウンスが入り混じる。その発想はなかった。そしてドラムのロジャー高橋氏の高らかな紹介ぶりにも不意を突かれた。

次に今作初収録2曲。「歯ぎしりがとまらない」はエレクトロアレンジで谷山先生的には結構珍しい。作曲がTHE 卍。ボーカルのエフェクトが怖いいいい。「KARA-KURI-BOY」はROLLYのソロ(誰かと一緒に歌っているが)。これまたホラーテイスト。豊崎愛生にも提供していた「KARA-KURI DOLL」ほどの穏やかさはない。
追い打ちをかけるように魔界への誘い曲「楽園のリンゴ売り」が来たと思ったら、その次はキュートな「しっぽのきもち」。急に和んだ。いや、ここだけ選曲がおかしいでしょ(笑)"しっぽしっぽ"と歌うROLLY氏がツボ。

また初収録2曲。「からくり人形楽団ソレントへ」はROLLY氏ソロ。ロックというかプログレ気味である。前曲の流れを引き継いでいる「ある楽団員の回想」はシリアスな語り主体の曲。真面目なのかふざけているのかよく分からん。
インタールード的な2曲を抜けると大曲「王国」が待っている。鳥肌が…。この曲こんなに良かったのかと改めて感じた。間奏のベースのうなり方も悲哀に満ちた感じがして素晴らしい。

「あやつり人形」はこのコラボのコンセプトにも沿った楽曲。まだまだ"人形"が登場する作品はあるのだが、今回はROLLY氏がソロで切なく歌い上げている。
「キャンディーヌ」も好きな曲だ。冷静に聴くと電波以外の何物でもない詞なんだが、やっぱり良い。訳分からないんだけど可愛らしい。そして今回はよりカオスに。
ラストは「不眠の力」。非常に重く深い曲で落としてきましたか。「王国」同様、深みに嵌ると抜け出せない類の名曲。

いい意味で落ち着きのないベテランたちの意欲作。物騒なタイトルからしてご乱心ぶりが窺える。こんなに短スパンで第2弾が出るとは思わなかった。反響は結構あったのだろう。前回レビュー時は初めての方でも~と書いたんだけど、ある意味上級者向けかもしれない。前作の選曲もアレンジ以前にかなりクセの強い楽曲をピックアップしていたわけだが、今作もその流れは同じ。いわゆる谷山浩子のダークサイド楽曲が多い印象。ベスト盤「白と黒」の黒盤収録の楽曲が特に目立っている。原曲の時点でとんでもないものをさらにとんでもないものにしているのがROLLY氏。コーラスワークにおける存在感は相変わらず半端ない。アレンジについてはギター、ベースのロック道まっしぐらを行くものが主だが、原曲の雰囲気を尊重して綺麗なアレンジにしているものもあり、一歩引いたコーラスを展開することも。さすが紳士。改めて曲本来の良さを知ることもできた。彼女の楽曲を少しでもご存知の方は、怖いもの見たさ(聴きたさ)で足を踏み入れてみてはいかがでしょう。

★★★★☆

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