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気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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MAMADRIVE「愛の包丁」 

愛の包丁
MAMADRIVE「愛の包丁」
神戸出身の男女3人組ロックバンド、MAMADRIVEの2ndミニ。
ドロドロでサスペンスな愛憎劇を予感させるジャケットですが、前作に引き続き素晴らしい出来ですね。

「秘密犯罪」でつかみはOK。穏やかではない世界に一気に引き込まれる骨太なロックサウンド。終盤のギアの変え方もぞくっとくるね。
「狂い咲き」はリード曲。イントロで勝負あったも同然。これまでの楽曲からもモチーフが引用されている箇所があるが、和風で歌謡曲的でダンサンブルでキャッチーと素晴らしい内容。狂気的だが、構成が崩壊するほどリスナーを突き放すわけではなく、非常に聴きやすい仕上がりにしているのが上手い。
「カラスと目玉」は割りと淡泊でちょっとコミカルでもある語り的ボーカルで始まり、サビは一気にダイナミックな展開を見せる。このくらいの演奏をいとも簡単にできる女性ボーカルバンドが続出していて嬉しい限り。
「花屋敷炎上」は「狂い咲き」に並んで和風で狂気的なロックが存分に楽しめる。今作で最も和で妖艶な歌詞だが、基本的には踊ることがメインのようで。イントロからアウトロまでまるっと身悶えするカッコよさ。
「人造人間」ではSF路線に。オルタナ系は割りとロボットとかこの手のテーマが好きな様子。実際に「戦闘型ロボット 君と僕」という曲も前作には収録されているし。狂って踊ろうの流れから雰囲気を変えて、エモーショナルにポジティブなテーマを歌い上げる曲となっている。
「最後は僕にちょうだいよ」も乗っけからノリが良い。男目線の恋愛詞だが、女性が歌っているからこそ成せる清々しさみたいなものが感じ取れる。実際、男が歌ったらキモい人呼ばわりされる可能性が。性別の違いに違和感なく聴けるのはフィクションの世界にどっぷり浸かった後だからか。
ボーナストラックは奇妙な語りから始まるピアノやブラスを取り入れたアレンジの楽曲。ピエロや狼男が出てくる常套的ホラーな世界。おーこわいこわい。

元ネタは映画「愛のコリーダ」。そのため、和風要素を強めた作品となったと言える。わずか6曲ながら全曲キラーチューン相当の凄まじさ。ボーカルがいろんな面でそこまでロック寄りではない点が、楽曲への取っ付き辛さを解消してくれる一つの要素となっており、内容のエグさの割には後を引かず、個人的には爽快にすら感じる。トリッキー過ぎずコテコテ過ぎずな絶妙なバランスぶりは健在だった。ボーナストラックではバンドの楽器以外の音を取り入れていたが、こちらも良いハマりっぷりでいろいろ聴いてみたくなる。2012年の赤い公園、2013年のtricotという流れを考えれば、次に来るのはまずこのバンドで間違いないはず。メンバー構成的にはGO!GO!7188の系譜と捉えてもおかしくないか。増々期待の存在。

★★★★☆


外国の方にも紹介しやすい『和』なMV


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