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気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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挫・人間「苺苺苺苺苺」 

苺苺苺苺苺
挫・人間「苺苺苺苺苺」
熊本で結成された男性4人組ロックバンド、挫・人間の1stフル。
閃光ライオット出身者のアルバムレビューはこれで4組目。なんだかんだでコンスタントに出てきますね。彼らも若いなあ…という感想が良くも悪くも当てはまるバンドだと思います。インドア派の中二病的なバンドで、神聖かまってちゃんに近い存在ではないでしょうか。ジャケを見てもお分かりの通り好き嫌いは大いに分かれるでしょうが、個人的には筆が進みやすい作品なので紹介。

リード曲「人類」は大学生活のフラストレーションに始まり、終いには自らを"人類最強"、"妖精さんだから"と言う手の施しようのない奴が出てくる曲。"私"と"俺"の二つの一人称が出てきて分かり辛い。MVを見ると"私"は女の子の発言っぽくなっているのだが、どう考えても一人の人間の思いの丈にしかなっていない。あっこれが"妖精さん"か。
「タマミちゃん」は"僕らのタマちゃんがひとを殺して遊んでる"という過激なサビが強烈なインパクトを残す曲。"タマちゃん"はかまってちゃんでいうところの"花ちゃん"みたいなものか。
「何故だ!!!」はかなりゲスな前口上が面白い。"相棒のサナダ虫が恵比寿顔をしている"という件が好き。自分の現状の情けなさと周りへの妬み嫉みをぶちまける曲。アルバム全体そんな感じだが一番構図が分かりやすいと感じた。"死にさらせ!死にさらせ!"の合いの手が妙に盛り上がる。全体的に大槻ケンヂっぽい。
「ちんちん大臣」は"ちんちん大臣"にひたすら謝るだけという悪夢のような童謡みたいな曲。"死んだら地獄へ堕ちるのだ"の節が妙に子供向けっぽい作りでおかしい。発想は小二そのものだが。

「ピカデリーナ受精」も不満爆発な曲なわけですが、中学や高校ではなく大学生というのがやっぱり今風なのかな。高校出てすぐに就職する人が減り、モラトリアムが長くなった若者が増えたことによって、こういう思いをする人が増えたのかもしれない。とちょっと社会派コメント。
「サラバ17才」はボーカルの音量を下げてバンドサウンド重視の青春系パンク。ある意味一直線な感じとポップさ加減が銀杏BOYZっぽい。言葉の汚さはあるのですが、演奏自体は手堅くまとまっていますね。
「天国」は"おれは死んだのさ"と歌う曲。これも恋愛系の類である。なんだリア充か。
「式日」は葬式を意味するのか、これまた"死"を連想させる曲。すぐ死ぬ死ぬ言うのも表現の幅の狭さを感じずにはいられないわけだが。やけに女子っぽい歌い方をしていて薄気味が悪い。ネカマということか。
その他には、「キス!キス!キス!」や「天使と人工衛星」はどちらかというと平和的なラブソングになっている。実はリア充なのか。多分リアルぼっちからしてみれば、バンド組んでいるのなんてリア充の極みにしか思われないだろうな。そういう意味で彼らの共感を得る層ってどこになるのだろう。
「うったまがった節」だけはよく分からない。熊本弁のようだが。ある意味一番個性が出ている言葉選び。

あまり詳しいジャンルではないが、70~80年代アングラシーンにいたようなバンド。90年代以降の青春系パンクロックやその他もっと懐かしの音楽からの引用もあり、ごっちゃになっている。神聖かまってちゃんよりも表現が直接的で幼い。どんぐりの背比べかもしれないが、さらに小物感が増したような雰囲気。要は、本当にコイツは危険だという目で見られるよりも、情けない奴だなと笑い飛ばされる程度のレベル。言葉は過激だが重苦しさは感じず音楽自体も至ってポップではある。何よりボーカルの幼い声質がそれらを助長させているのかもしれないが、コミックバンドとパンクバンドの狭間を行くようなスタンスだと私の目には映りました。成海璃子だったらなおさら鼻で笑う程度かもしれない。
ということで取り立てて人に薦めたくなるわけでもなく、むしろ知り合いに聴いていることをあまり知られたくないとさえ思う作品。やけに殺伐とした物言いになってしまったが、一人でこっそり聴いてツッコミどころを漁る分には十分楽しめる作品。しばじゅんのライブに行くような人はまず聴かないはずだし、聴いてはいけません。ここに1名、面白がって聴いている者がいますが、聴く前に特殊な訓練を受けています(すみません。もちろん嘘です)。
彼ら自身がこの作品を後々聴いて『ああああああああああ』となるか、依然変わらぬスタンスでやっているのか生暖かい目で見守っておきます。

★★★☆


かまってちゃんよりは(何言っているのか)理解しやすいはず。


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