歌姫ピラミッド【2016年版 中編】
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第3階層①:坂本真綾
司会者「2015年に20周年という節目を迎えた声優歌手です。昨年、彼女について何か言及していましたっけ?」
hawaiibem「ほとんどしていないかも。あ、でもこちらのブログで少し話をしていたね。」
司会者「珍しく対外活動していますね。」
hawaiibem「珍しくね。まあ、もうやることはないでしょう。」
司会者「トリビュートアルバムとオリジナルアルバムについての感想は?」
hawaiibem「どちらも聴いたけど、トリビュートってどうも好きになれないなという昔からの固定観念があって…。」
司会者「はい。」
hawaiibem「オムニバスもカバーもほとんど聴かないから、統一感のないカバー集にしか見えなくてね。神田沙也加の「雨が降る」は好きだったけど、本人のカバー集の方が価値があったと思うよ。オリジナルの方はアッパーナンバーが特に好印象で、盛り込み過ぎと思われない風通しの良さを感じた。年間ベスト20の次点にはなっていたのだが。」
司会者「カバーを出せということですね。」
hawaiibem「すでに実績があるからね。でも出したら出したで、早く新曲をとか思うんだろうな。」
司会者「めんどくさいですね。」
第3階層②:Kalafina
司会者「2年半ぶりにオリジナルアルバムを出す等、勢力的に活動した歌姫三人衆。この辺は盤石といったところでしょうか。」
hawaiibem「良くも悪くも何も言うことがないなあ。」
司会者「音楽を語る企画でまさかのノーコメントですか?」
hawaiibem「いや、これぞ至高のマンネリズムというやつではないのかなと。」
司会者「上手いこと言ったつもりですか。」
hawaiibem「こういうフレーズ考えるの好きだからね。大抵ネタかぶっているけど。マンネリズムというのは、クラシックを聴いている感覚に近い感じ。」
司会者「荘厳な雰囲気はありますからね。」
hawaiibem「かと言ってクラシカル一辺倒ではなくて、ゴリゴリなロックテイストの曲もあったりするので侮れないのよな。」
司会者「セーラー服と機関銃みたいなバランスということですか。」
hawaiibem「上手いこと言ったつもりか。」
第3階層③:やなぎなぎ
司会者「コンスタントにアニソン・ゲーソン向けの作品を出しているシンガーソングライターです。「ポリオミノ」を2015年の年間ベストアルバムに選んでいましたが。」
hawaiibem「いいアルバムだった。」
司会者「でも、これ前年リリースですよ。」
hawaiibem「さすがに『1位:該当作品なし』は冷ややかな目で見られて炎上すると思って。」
司会者「冷たいのか熱いのかよくわからない口ぶりですね。」
hawaiibem「彼女はポスト坂本真綾かなと思っている。カバーもなかなか良いし。」
司会者「名前的にポスト最上もがなのかと思っていました。」
hawaiibem「どちらかというと、浅越ゴエという感じかな。」
第2階層①:水樹奈々
司会者「11月11日に11thアルバムをリリースし、声優アーティストのトップランナーとしてひた走っています。」
hawaiibem「この人はホントに数字にこだわるよね。」
司会者「2015年は聖地巡礼に行かれたとか。」
hawaiibem「別子銅山ね。こちらに記事書いたのでよかったら。」
司会者「いかがでしたか。」
hawaiibem「ソフトクリームを食べなかったことが悔やまれる。」
司会者「そこですか。」
hawaiibem「『マチュピチュ』のあるところまで向かう道が、バスと一般車のスリルのある離合が楽しめるのでおススメ。」
司会者「楽しみ方が捻くれていますね。今度はどちらに巡礼されるのでしょう。」
hawaiibem「八十八ヶ所巡礼とかもしてみたい。」
司会者「ガチなやつじゃないですか。」
hawaiibem「時間があるときは絶対そんなこと思わないのに、不思議なものだ。」
司会者「時間がないのは分かりますが、新譜のレビューもまだですよ。」
hawaiibem「心にぐっときました。」
司会者「楽しないでください。」
hawaiibem「「テルミドール」って何年も先を行っていた曲なんだなと改めて思った。」
司会者「古いキャラクターソングですね。」
hawaiibem「なんとなくだけど、この曲が紛れていても遜色ないなと思えるようなアルバムがようやくできたというか、彼女の年齢がこの曲に対して相応になったような気がしたのね。」
司会者「だいぶ時間がかかっていますね。」
hawaiibem「原点にして頂点に近い存在なのかもな。」
司会者「新譜の話になっていないような気がしますが。」
hawaiibem「心にぐっと(ry」
司会者「次行きましょう。」
第2階層②:Perfume
司会者「2015年は結成15周年、メジャーデビュー10周年という記念すべき年でした。
hawaiibem「ここまで気持ち良い形で売れていった人って近年稀に見ると思う。」
司会者「彼女たちに対する感想をあまり見かけませんが。」
hawaiibem「逆に何も言えねえの境地に入っている。」
司会者「何か言いましょうよ。アメトーークでも取り上げられていましたね。」
hawaiibem「それについてなんだけど、『普段見てないけど』みたいな謎自慢を前置きにして番組の感想述べている人がやたら目についたのね。」
司会者「それだけ反響が大きかったということなのでしょう。」
hawaiibem「~してない自慢って何なのだろう。」
司会者「そういう人はよくいますよ。」
hawaiibem「そんなこと言ったら、私だって彼女らのライブは観たことないんだからね。」
司会者「目が赤くなっていますよ。」
第1階層:パスピエ
司会者「今回もトップはこのバンドでしたか。」
hawaiibem「迷った末に『該当者なし』でも良かったんだけどな。」
司会者「どんだけ企画潰そうとしているんですか。」
hawaiibem「「手加減の無い未来」冒頭の"何も言わないで"をブログのコンセプトにしたいなと思う。」
司会者「あからさまな手抜き宣言ですか。2015年もライブに行かれていましたね。」
hawaiibem「鹿児島初上陸を迎え入れることができた。テスラとの対バンというのがこれまた良かった。」
司会者「これ以降、ライブレポの記事がありませんが。」
hawaiibem「う…。しかし、まさかあの日が人生の転機になるとは思わなかったなあ。」
司会者「何の話ですか。」
hawaiibem「いや、なんでもない。しかし、彼らのアルバムを人に薦めたら、こんな声ずっと聴いていて大丈夫なの?と心配されたことがあってね。」
司会者「声が高いですからね。」
hawaiibem「大胡田嬢の声は確かに段々高くなっているような気がする。」
司会者「やうやう高くなりゆく大胡田 ですか。」
hawaiibem「そういえば、やうやう白くなりゆくマイケルジャクソンって秀逸なネタだったよなあ。」
司会者「ボケにボケをぶつけてくるのはやめてください。」
司会者「というわけでピラミッドの改築結果がこちらです。」
○第1階層:パスピエ
○第2階層:水樹奈々、Perfume
○第3階層:やなぎなぎ、坂本真綾、Kalafina
○第4階層:la la larks、Cö shu nie、ATLANTIS AIRPORT、吉澤嘉代子
○第5階層:POLTA、まじ娘、アサミサエ、tricot、fhána
hawaiibem「上の方はあまり変わっていないけどね。」
司会者「あまりコロコロ変えられても困りますので。2015年を振り返ってみていかがでしたか。」
hawaiibem「自分ではそうは思っていなかったけど、意外とおっぱい星人なんだなということが分かった年だった。」
司会者「急に下ネタですか。そこまで大きい人はいないような気がしますが。」
hawaiibem「そういうこと言うと怒られるから。」
司会者「あなたが言ったんでしょうが。」
hawaiibem「2015年も良い曲には巡り会えたと思うけど、下半期は失速したよね。やっぱり時間に余裕がないと音楽の聴き方というか聞こえ方も違ってくるね。」
司会者「君が代がパンクロックにでも聞こえたのでしょうか。」
hawaiibem「ちょっと興味あるけど、聞こえてねーよ。紅白の人選にも見られたように、いわゆる『ヒット曲』には恵まれなかった年だったね。真に『歌姫』と呼べるような存在もなかなか出てきていない状況だし。こういうヒット不足の傾向については、ネットの普及による多様化とともに、今まで一般人が知らなかった業界の裏側がリアルタイムで見えるようになったのも背景としてはあるんじゃないかな。」
司会者「流行というのは、実のところ誰かが意図して作り上げたものが多いですからね。」
hawaiibem「最近はそういったものに対する反発が強いような気がする。でも結局のところ、批判を受けながらも話題にはなっていたりする。」
司会者「出る杭は打たれると言いますね。あ、今回もちゃんとピラミッドには杭を打っておきましたよ。」
hawaiibem「またそのネタかよ。」
司会者「次は今後に期待したい歌姫たちの紹介をお願いします。」
(続くかな)
司会者「2015年に20周年という節目を迎えた声優歌手です。昨年、彼女について何か言及していましたっけ?」
hawaiibem「ほとんどしていないかも。あ、でもこちらのブログで少し話をしていたね。」
司会者「珍しく対外活動していますね。」
hawaiibem「珍しくね。まあ、もうやることはないでしょう。」
司会者「トリビュートアルバムとオリジナルアルバムについての感想は?」
hawaiibem「どちらも聴いたけど、トリビュートってどうも好きになれないなという昔からの固定観念があって…。」
司会者「はい。」
hawaiibem「オムニバスもカバーもほとんど聴かないから、統一感のないカバー集にしか見えなくてね。神田沙也加の「雨が降る」は好きだったけど、本人のカバー集の方が価値があったと思うよ。オリジナルの方はアッパーナンバーが特に好印象で、盛り込み過ぎと思われない風通しの良さを感じた。年間ベスト20の次点にはなっていたのだが。」
司会者「カバーを出せということですね。」
hawaiibem「すでに実績があるからね。でも出したら出したで、早く新曲をとか思うんだろうな。」
司会者「めんどくさいですね。」
第3階層②:Kalafina
司会者「2年半ぶりにオリジナルアルバムを出す等、勢力的に活動した歌姫三人衆。この辺は盤石といったところでしょうか。」
hawaiibem「良くも悪くも何も言うことがないなあ。」
司会者「音楽を語る企画でまさかのノーコメントですか?」
hawaiibem「いや、これぞ至高のマンネリズムというやつではないのかなと。」
司会者「上手いこと言ったつもりですか。」
hawaiibem「こういうフレーズ考えるの好きだからね。大抵ネタかぶっているけど。マンネリズムというのは、クラシックを聴いている感覚に近い感じ。」
司会者「荘厳な雰囲気はありますからね。」
hawaiibem「かと言ってクラシカル一辺倒ではなくて、ゴリゴリなロックテイストの曲もあったりするので侮れないのよな。」
司会者「セーラー服と機関銃みたいなバランスということですか。」
hawaiibem「上手いこと言ったつもりか。」
第3階層③:やなぎなぎ
司会者「コンスタントにアニソン・ゲーソン向けの作品を出しているシンガーソングライターです。「ポリオミノ」を2015年の年間ベストアルバムに選んでいましたが。」
hawaiibem「いいアルバムだった。」
司会者「でも、これ前年リリースですよ。」
hawaiibem「さすがに『1位:該当作品なし』は冷ややかな目で見られて炎上すると思って。」
司会者「冷たいのか熱いのかよくわからない口ぶりですね。」
hawaiibem「彼女はポスト坂本真綾かなと思っている。カバーもなかなか良いし。」
司会者「名前的にポスト最上もがなのかと思っていました。」
hawaiibem「どちらかというと、浅越ゴエという感じかな。」
第2階層①:水樹奈々
司会者「11月11日に11thアルバムをリリースし、声優アーティストのトップランナーとしてひた走っています。」
hawaiibem「この人はホントに数字にこだわるよね。」
司会者「2015年は聖地巡礼に行かれたとか。」
hawaiibem「別子銅山ね。こちらに記事書いたのでよかったら。」
司会者「いかがでしたか。」
hawaiibem「ソフトクリームを食べなかったことが悔やまれる。」
司会者「そこですか。」
hawaiibem「『マチュピチュ』のあるところまで向かう道が、バスと一般車のスリルのある離合が楽しめるのでおススメ。」
司会者「楽しみ方が捻くれていますね。今度はどちらに巡礼されるのでしょう。」
hawaiibem「八十八ヶ所巡礼とかもしてみたい。」
司会者「ガチなやつじゃないですか。」
hawaiibem「時間があるときは絶対そんなこと思わないのに、不思議なものだ。」
司会者「時間がないのは分かりますが、新譜のレビューもまだですよ。」
hawaiibem「心にぐっときました。」
司会者「楽しないでください。」
hawaiibem「「テルミドール」って何年も先を行っていた曲なんだなと改めて思った。」
司会者「古いキャラクターソングですね。」
hawaiibem「なんとなくだけど、この曲が紛れていても遜色ないなと思えるようなアルバムがようやくできたというか、彼女の年齢がこの曲に対して相応になったような気がしたのね。」
司会者「だいぶ時間がかかっていますね。」
hawaiibem「原点にして頂点に近い存在なのかもな。」
司会者「新譜の話になっていないような気がしますが。」
hawaiibem「心にぐっと(ry」
司会者「次行きましょう。」
第2階層②:Perfume
司会者「2015年は結成15周年、メジャーデビュー10周年という記念すべき年でした。
hawaiibem「ここまで気持ち良い形で売れていった人って近年稀に見ると思う。」
司会者「彼女たちに対する感想をあまり見かけませんが。」
hawaiibem「逆に何も言えねえの境地に入っている。」
司会者「何か言いましょうよ。アメトーークでも取り上げられていましたね。」
hawaiibem「それについてなんだけど、『普段見てないけど』みたいな謎自慢を前置きにして番組の感想述べている人がやたら目についたのね。」
司会者「それだけ反響が大きかったということなのでしょう。」
hawaiibem「~してない自慢って何なのだろう。」
司会者「そういう人はよくいますよ。」
hawaiibem「そんなこと言ったら、私だって彼女らのライブは観たことないんだからね。」
司会者「目が赤くなっていますよ。」
第1階層:パスピエ
司会者「今回もトップはこのバンドでしたか。」
hawaiibem「迷った末に『該当者なし』でも良かったんだけどな。」
司会者「どんだけ企画潰そうとしているんですか。」
hawaiibem「「手加減の無い未来」冒頭の"何も言わないで"をブログのコンセプトにしたいなと思う。」
司会者「あからさまな手抜き宣言ですか。2015年もライブに行かれていましたね。」
hawaiibem「鹿児島初上陸を迎え入れることができた。テスラとの対バンというのがこれまた良かった。」
司会者「これ以降、ライブレポの記事がありませんが。」
hawaiibem「う…。しかし、まさかあの日が人生の転機になるとは思わなかったなあ。」
司会者「何の話ですか。」
hawaiibem「いや、なんでもない。しかし、彼らのアルバムを人に薦めたら、こんな声ずっと聴いていて大丈夫なの?と心配されたことがあってね。」
司会者「声が高いですからね。」
hawaiibem「大胡田嬢の声は確かに段々高くなっているような気がする。」
司会者「やうやう高くなりゆく大胡田 ですか。」
hawaiibem「そういえば、やうやう白くなりゆくマイケルジャクソンって秀逸なネタだったよなあ。」
司会者「ボケにボケをぶつけてくるのはやめてください。」
司会者「というわけでピラミッドの改築結果がこちらです。」
○第1階層:パスピエ
○第2階層:水樹奈々、Perfume
○第3階層:やなぎなぎ、坂本真綾、Kalafina
○第4階層:la la larks、Cö shu nie、ATLANTIS AIRPORT、吉澤嘉代子
○第5階層:POLTA、まじ娘、アサミサエ、tricot、fhána
hawaiibem「上の方はあまり変わっていないけどね。」
司会者「あまりコロコロ変えられても困りますので。2015年を振り返ってみていかがでしたか。」
hawaiibem「自分ではそうは思っていなかったけど、意外とおっぱい星人なんだなということが分かった年だった。」
司会者「急に下ネタですか。そこまで大きい人はいないような気がしますが。」
hawaiibem「そういうこと言うと怒られるから。」
司会者「あなたが言ったんでしょうが。」
hawaiibem「2015年も良い曲には巡り会えたと思うけど、下半期は失速したよね。やっぱり時間に余裕がないと音楽の聴き方というか聞こえ方も違ってくるね。」
司会者「君が代がパンクロックにでも聞こえたのでしょうか。」
hawaiibem「ちょっと興味あるけど、聞こえてねーよ。紅白の人選にも見られたように、いわゆる『ヒット曲』には恵まれなかった年だったね。真に『歌姫』と呼べるような存在もなかなか出てきていない状況だし。こういうヒット不足の傾向については、ネットの普及による多様化とともに、今まで一般人が知らなかった業界の裏側がリアルタイムで見えるようになったのも背景としてはあるんじゃないかな。」
司会者「流行というのは、実のところ誰かが意図して作り上げたものが多いですからね。」
hawaiibem「最近はそういったものに対する反発が強いような気がする。でも結局のところ、批判を受けながらも話題にはなっていたりする。」
司会者「出る杭は打たれると言いますね。あ、今回もちゃんとピラミッドには杭を打っておきましたよ。」
hawaiibem「またそのネタかよ。」
司会者「次は今後に期待したい歌姫たちの紹介をお願いします。」
(続くかな)
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Posted on 2016/01/30 Sat. 23:38 [edit]
category: マイベスト
歌姫ピラミッド【2016年版 前編】

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。2016年最初の記事です。
今年もよろしくお願いします。
-- 続きを読む --
hawaiibem「さて、今年も歌姫ピラミッドを作るか…」
司会者「そうですねー。もう前回から1年が経つんですね。」
hawaiibem「え? あなた、前回あまりにも話を脱線させたのでクビにしたはずなんだけど。」
司会者「そうでしたっけ。」
hawaiibem「えむけーさんに司会を代わってもらうようにお手紙を書いたのだが、あれはどうなったんだ?」
司会者「その手紙は読まずに食べました。」
hawaiibem「白ヤギさんかよ。」
司会者「黒ヤギさんです。」
hawaiibem「どっちでもいいわ。」
司会者「えむけーさんには、仕方がないのでヘリ中継のレポートをしてもらうようにお手紙を書きました。」
hawaiibem「爆笑○ットパレードかよ。」
司会者「上空で『いい加減に旋回!』という高度なギャグを披露してもらいます。」
hawaiibem「ヘリだけに…ってやかましいわ。」
司会者「"高度"もダブルミーニングになっております。」
hawaiibem「説明いらんわ。」
司会者「何はともあれ私は歌姫ピラミッド改築委員会からの使いとして舞い戻ってまいりました。」
hawaiibem「改築…」
司会者「安心してください。うちのピラミッドは杭をちゃんと打っていますよ。」
hawaiibem「ピラミッド作るのに杭いらないだろ。」
司会者「それでは、知らない人のために歌姫ピラミッドの説明をしてください。」
hawaiibem「こっちが言うのかよ。歌姫ピラミッドとは、お気に入りの女性アーティスト、ボーカリストを5つの階層に分けて発表する企画です。第1階層に1人、第2階層に2人…第5階層は5人と計15人の女性ボーカルを含むアーティストを挙げる、つまりマイベスト15を紹介するというものです。」
司会者「ほおほお。つまりは好きな女を15人ほどはべらせて吟味するという企画ですね。」
hawaiibem「そういう言い方はやめなさい。」
第5階層①:POLTA
司会者「禁断の多数決というユニットに所属していた尾苗愛さんがボーカルを務めるバンドです。」
hawaiibem「アルバムを出すのにだいぶ苦労されたみたいだったけど、初作「SAD COMMUNICATION」は凄く良い作品になっていた。「すみっこがかり」という曲が一番リピート率高い。」
司会者「いきものがかり的なノリでしょうか。」
hawaiibem「ちょっと意識しているのかもしれない。ちなみに、上の「ロマンス」という曲は音楽投票サイト『サブコン』で月間グランプリになった。本人からこんなメッセージがあったよ。」
司会者「ありがたやありがたや(TдT)」
hawaiibem「なんであんたが泣いてるんだよ。」
司会者「いい娘だなと思いまして。」
hawaiibem「うん。彼女はとても魅力的だよね。ノスタルジックな趣があるし、少女っぽさもあれば大人の女性の色気も感じさせるし。」
司会者「そういう娘がタイプなのですね。」
hawaiibem「影があるというか、ちょっと幸薄い感じな部分もいいのかも。」
司会者「醗酵美人というやつですか。」
hawaiibem「薄幸だろ。かもしてねーから。」
第5階層②:まじ娘
司会者「ニコニコ動画の歌い手発のシンガーです。」
hawaiibem「シンガーを取り上げるのって意外と珍しいのかもしれない。彼女にも影を感じるし、ロッカー気質のパワフルさとガラスのような繊細さを兼ね備えている。楽曲提供陣も豪華になり始めたな。」
司会者「まじむすめ?」
hawaiibem「『まじこ』ね。本名が小島だから。」
司会者「『まじこ』だよ!というツッコミネタが使えそうですね。」
hawaiibem「アンジャッシュかよ。私も最初はそう読むのかと思ってアイドルグループの名前かと勘違いしていた。ニコニコ動画関連のアーティストの特徴としては、初手にボーカロイド楽曲をメインに構成したアルバムを引っ提げて、軌道に乗り始めたらオリジナル曲を出していくパターンが多いような気がする。」
司会者「和楽器バンドとかもそうでしたね。」
hawaiibem「そうだったね。戦略的にはそれが一番ファンを掴みやすいのだろうか。」
第5階層③:tricot
司会者「京都出身のガールズバンド。海外での活躍も目覚ましいです。」
hawaiibem「『三銃士』と呼ぶに相応しいトリオ。もともと3人でスタートしていたということもあり、ドラマーの脱退は完全に杞憂だった。こんなにカッコいい演奏されたら男性ボーカルバンドとかいらないわ。」
司会者「かなりの暴言が出ましたね。」
hawaiibem「いや、ホントにそれくらいにこういう演奏できる人って女性ボーカルバンドの方が多い気がするの。」
司会者「ほお。」
hawaiibem「ポストロック調の技巧的な音楽をやっているかと思えば、関西人のノリというか、庶民派な部分も見せてくれる。このギャップがまた良かったりする。」
司会者「すっかり虜なわけですね。」
hawaiibem「それ、百万回言われてるからな。」
第5階層④:fhána
司会者「3人のクリエイターとボーカルtowanaさんからなるユニットです。アニソンの注目株として前回挙げていましたね。」
hawaiibem「フルアルバムも期待通りの出来だった。エレクトロとオーケストラが入り混じったアレンジ、疾走感とセンチメンタル溢れるキャッチーなメロディー。最近のアニソンのトレンドを上手く汲み取っていると言えそうだね。」
司会者「声が高いですね。」
hawaiibem「この娘は初音ミク並に頑張っているよね。楽曲ごとの歌い分けは今一つで均質過ぎる気がしなくもないが、もともと楽曲も情報量が多く難度も高いので上手く歌いこなしていると思う。」
司会者「音もやたら多いような。」
hawaiibem「それを是とするかでだいぶ好みが分かれるところではあるけど、結局はメロディーの良さに惹かれているんだろうなと思う。」
司会者「てっきり顔で選んでいるのかと。」
hawaiibem「否定もしないけど、それは優先順位低い…はず。」
第5階層⑤:アサミサエ
司会者「昨年10月に初めての全国流通盤が出たばかりのシンガーソングライターです。」
hawaiibem「植田真梨恵とどっちにしようかすごく迷った。まだシングルを一本しか出していないけど、Wiennersのメンバーになるというニュースがインパクトでかかったなあ。」
司会者「アルバムもまだなんですね。」
hawaiibem「レビューも書いていないのにこの位置って、どんだけ期待しているんだよと我ながら思うが、今後面白くなりそうなSSWの筆頭ではある。玉屋と絡むことでまた面白い曲が作れそう。」
司会者「Wiennersの玉屋2060%というと、でんぱ組.incの「サクラあっぱれーしょん」の作曲者でもありますね。つまり2014年の楽曲ベスト2位と3位の作曲者が同じバンドで音楽をやることになったと。」
hawaiibem「偶然だけど、凄いね。2人ともシンセでグイグイ突き進んでいく作風なので、非常に良いものが作れそう。」
司会者「第5階層の5組は全て初登場でした。」
hawaiibem「浮気性を発揮している感じですかね。」
第4階層①:la la larks
司会者「School Food Punishmentの内村さんがボーカルを務めるバンドです。昨年は第3階層でした。」
hawaiibem「面白いことをしようという気概は感じられる。が、結局この1年でリリースしたのは「ハレルヤ」のみ。どこまで本気なのか…」
司会者「前回とコメントがほぼ同じですね。」
hawaiibem「動きがないから…。江口氏とか、もともと別の活動がメインの人が多いから難しいのかな。ライブはやっているようだけど、若手みたいにそこまでガツガツ行く必要もないだろうし。」
第4階層②:Cö shu nie
司会者「昨年はオーディションを勝ち抜いてサマソニにも出演したバンドです。」
hawaiibem「ボーカルのみくーん監督は天才。「ペリカン号~」も楽理的な説明が上手くできないのだけど、快適と不快の挟間を行くような独特のメロディーラインがあって、それを抜けた先にある明快でポップなサビがたまらなく気持ち良いんだよね。」
司会者「キモ気持ち良い的な。」
hawaiibem「なんだその新語は。カバーをやらせるとその異端さとポップさの両立ぶりが如実に出る。宇多田ヒカルのカバーの動画が上がっているのでこれも聴いてほしい。」
hawaiibem「最初の音からなんじゃこれはという感じだったけど、みくーんさんの声がなかなか合っていて好きだな。次のアルバムへの期待も大きいよ。」
第4階層③:ATLANTIS AIRPORT
hawaiibem「RO69JACKの優勝バンドとしても知られるマスポップチームです。」
司会者「先ほどのCö shu nieとともに前回から1ランクアップですか。」
hawaiibem「この2組はメンバーの脱退を経て、新たなフェーズに向かっていると思うね。sfpロスは解消された。」
司会者「まだ引きずっていたんですか。ところでマスポップってどういうのを指すのでしょう。」
hawaiibem「正直分からない。ゲスの極み乙女。もこれに入ってもおかしくないし。」
司会者「なるほど。マスをかくって言いますしね。」
hawaiibem「関係者各位に謝罪しなさい。」
第4階層④:吉澤嘉代子
hawaiibem「昨年初めてのフルアルバムをリリースしたシンガーソングライターです。」
司会者「2ndフルアルバムのリリースも決まりましたね。」
hawaiibem「ペース早すぎるだろと思ったけど、若い人はどんどん曲を作るのが一番だと思うね。創作してなんぼだよ。」
司会者「珍しくまともなこと言ってますね。」
hawaiibem「ただ、勢いがついたからどんどん出して売れようといった商業的な戦略で動かれると複雑な気分にはなるけどね。本人の納得のいくものができていれば良いけど。」
司会者「そこは避けては通れない部分ではあると思いますが。」
hawaiibem「あーなんで世の中は資本主義社会なんだろー。」
司会者「愚痴が壮大過ぎます。次回は第3階層以降の発表をお願いします。」
(続く)
司会者「そうですねー。もう前回から1年が経つんですね。」
hawaiibem「え? あなた、前回あまりにも話を脱線させたのでクビにしたはずなんだけど。」
司会者「そうでしたっけ。」
hawaiibem「えむけーさんに司会を代わってもらうようにお手紙を書いたのだが、あれはどうなったんだ?」
司会者「その手紙は読まずに食べました。」
hawaiibem「白ヤギさんかよ。」
司会者「黒ヤギさんです。」
hawaiibem「どっちでもいいわ。」
司会者「えむけーさんには、仕方がないのでヘリ中継のレポートをしてもらうようにお手紙を書きました。」
hawaiibem「爆笑○ットパレードかよ。」
司会者「上空で『いい加減に旋回!』という高度なギャグを披露してもらいます。」
hawaiibem「ヘリだけに…ってやかましいわ。」
司会者「"高度"もダブルミーニングになっております。」
hawaiibem「説明いらんわ。」
司会者「何はともあれ私は歌姫ピラミッド改築委員会からの使いとして舞い戻ってまいりました。」
hawaiibem「改築…」
司会者「安心してください。うちのピラミッドは杭をちゃんと打っていますよ。」
hawaiibem「ピラミッド作るのに杭いらないだろ。」
司会者「それでは、知らない人のために歌姫ピラミッドの説明をしてください。」
hawaiibem「こっちが言うのかよ。歌姫ピラミッドとは、お気に入りの女性アーティスト、ボーカリストを5つの階層に分けて発表する企画です。第1階層に1人、第2階層に2人…第5階層は5人と計15人の女性ボーカルを含むアーティストを挙げる、つまりマイベスト15を紹介するというものです。」
司会者「ほおほお。つまりは好きな女を15人ほどはべらせて吟味するという企画ですね。」
hawaiibem「そういう言い方はやめなさい。」
第5階層①:POLTA
司会者「禁断の多数決というユニットに所属していた尾苗愛さんがボーカルを務めるバンドです。」
hawaiibem「アルバムを出すのにだいぶ苦労されたみたいだったけど、初作「SAD COMMUNICATION」は凄く良い作品になっていた。「すみっこがかり」という曲が一番リピート率高い。」
司会者「いきものがかり的なノリでしょうか。」
hawaiibem「ちょっと意識しているのかもしれない。ちなみに、上の「ロマンス」という曲は音楽投票サイト『サブコン』で月間グランプリになった。本人からこんなメッセージがあったよ。」
@welovejpop 1位なんてとったことないんで嬉しいです〜!笑
ありがとうございます(*^_^*)
これからも作っていくのでチェックしてくださると嬉しいです!
— 尾苗愛POLTA (@onaeai) 2015, 9月 20
司会者「ありがたやありがたや(TдT)」
hawaiibem「なんであんたが泣いてるんだよ。」
司会者「いい娘だなと思いまして。」
hawaiibem「うん。彼女はとても魅力的だよね。ノスタルジックな趣があるし、少女っぽさもあれば大人の女性の色気も感じさせるし。」
司会者「そういう娘がタイプなのですね。」
hawaiibem「影があるというか、ちょっと幸薄い感じな部分もいいのかも。」
司会者「醗酵美人というやつですか。」
hawaiibem「薄幸だろ。かもしてねーから。」
第5階層②:まじ娘
司会者「ニコニコ動画の歌い手発のシンガーです。」
hawaiibem「シンガーを取り上げるのって意外と珍しいのかもしれない。彼女にも影を感じるし、ロッカー気質のパワフルさとガラスのような繊細さを兼ね備えている。楽曲提供陣も豪華になり始めたな。」
司会者「まじむすめ?」
hawaiibem「『まじこ』ね。本名が小島だから。」
司会者「『まじこ』だよ!というツッコミネタが使えそうですね。」
hawaiibem「アンジャッシュかよ。私も最初はそう読むのかと思ってアイドルグループの名前かと勘違いしていた。ニコニコ動画関連のアーティストの特徴としては、初手にボーカロイド楽曲をメインに構成したアルバムを引っ提げて、軌道に乗り始めたらオリジナル曲を出していくパターンが多いような気がする。」
司会者「和楽器バンドとかもそうでしたね。」
hawaiibem「そうだったね。戦略的にはそれが一番ファンを掴みやすいのだろうか。」
第5階層③:tricot
司会者「京都出身のガールズバンド。海外での活躍も目覚ましいです。」
hawaiibem「『三銃士』と呼ぶに相応しいトリオ。もともと3人でスタートしていたということもあり、ドラマーの脱退は完全に杞憂だった。こんなにカッコいい演奏されたら男性ボーカルバンドとかいらないわ。」
司会者「かなりの暴言が出ましたね。」
hawaiibem「いや、ホントにそれくらいにこういう演奏できる人って女性ボーカルバンドの方が多い気がするの。」
司会者「ほお。」
hawaiibem「ポストロック調の技巧的な音楽をやっているかと思えば、関西人のノリというか、庶民派な部分も見せてくれる。このギャップがまた良かったりする。」
司会者「すっかり虜なわけですね。」
hawaiibem「それ、百万回言われてるからな。」
第5階層④:fhána
司会者「3人のクリエイターとボーカルtowanaさんからなるユニットです。アニソンの注目株として前回挙げていましたね。」
hawaiibem「フルアルバムも期待通りの出来だった。エレクトロとオーケストラが入り混じったアレンジ、疾走感とセンチメンタル溢れるキャッチーなメロディー。最近のアニソンのトレンドを上手く汲み取っていると言えそうだね。」
司会者「声が高いですね。」
hawaiibem「この娘は初音ミク並に頑張っているよね。楽曲ごとの歌い分けは今一つで均質過ぎる気がしなくもないが、もともと楽曲も情報量が多く難度も高いので上手く歌いこなしていると思う。」
司会者「音もやたら多いような。」
hawaiibem「それを是とするかでだいぶ好みが分かれるところではあるけど、結局はメロディーの良さに惹かれているんだろうなと思う。」
司会者「てっきり顔で選んでいるのかと。」
hawaiibem「否定もしないけど、それは優先順位低い…はず。」
第5階層⑤:アサミサエ
司会者「昨年10月に初めての全国流通盤が出たばかりのシンガーソングライターです。」
hawaiibem「植田真梨恵とどっちにしようかすごく迷った。まだシングルを一本しか出していないけど、Wiennersのメンバーになるというニュースがインパクトでかかったなあ。」
司会者「アルバムもまだなんですね。」
hawaiibem「レビューも書いていないのにこの位置って、どんだけ期待しているんだよと我ながら思うが、今後面白くなりそうなSSWの筆頭ではある。玉屋と絡むことでまた面白い曲が作れそう。」
司会者「Wiennersの玉屋2060%というと、でんぱ組.incの「サクラあっぱれーしょん」の作曲者でもありますね。つまり2014年の楽曲ベスト2位と3位の作曲者が同じバンドで音楽をやることになったと。」
hawaiibem「偶然だけど、凄いね。2人ともシンセでグイグイ突き進んでいく作風なので、非常に良いものが作れそう。」
司会者「第5階層の5組は全て初登場でした。」
hawaiibem「浮気性を発揮している感じですかね。」
第4階層①:la la larks
司会者「School Food Punishmentの内村さんがボーカルを務めるバンドです。昨年は第3階層でした。」
hawaiibem「面白いことをしようという気概は感じられる。が、結局この1年でリリースしたのは「ハレルヤ」のみ。どこまで本気なのか…」
司会者「前回とコメントがほぼ同じですね。」
hawaiibem「動きがないから…。江口氏とか、もともと別の活動がメインの人が多いから難しいのかな。ライブはやっているようだけど、若手みたいにそこまでガツガツ行く必要もないだろうし。」
第4階層②:Cö shu nie
司会者「昨年はオーディションを勝ち抜いてサマソニにも出演したバンドです。」
hawaiibem「ボーカルのみくーん監督は天才。「ペリカン号~」も楽理的な説明が上手くできないのだけど、快適と不快の挟間を行くような独特のメロディーラインがあって、それを抜けた先にある明快でポップなサビがたまらなく気持ち良いんだよね。」
司会者「キモ気持ち良い的な。」
hawaiibem「なんだその新語は。カバーをやらせるとその異端さとポップさの両立ぶりが如実に出る。宇多田ヒカルのカバーの動画が上がっているのでこれも聴いてほしい。」
hawaiibem「最初の音からなんじゃこれはという感じだったけど、みくーんさんの声がなかなか合っていて好きだな。次のアルバムへの期待も大きいよ。」
第4階層③:ATLANTIS AIRPORT
hawaiibem「RO69JACKの優勝バンドとしても知られるマスポップチームです。」
司会者「先ほどのCö shu nieとともに前回から1ランクアップですか。」
hawaiibem「この2組はメンバーの脱退を経て、新たなフェーズに向かっていると思うね。sfpロスは解消された。」
司会者「まだ引きずっていたんですか。ところでマスポップってどういうのを指すのでしょう。」
hawaiibem「正直分からない。ゲスの極み乙女。もこれに入ってもおかしくないし。」
司会者「なるほど。マスをかくって言いますしね。」
hawaiibem「関係者各位に謝罪しなさい。」
第4階層④:吉澤嘉代子
hawaiibem「昨年初めてのフルアルバムをリリースしたシンガーソングライターです。」
司会者「2ndフルアルバムのリリースも決まりましたね。」
hawaiibem「ペース早すぎるだろと思ったけど、若い人はどんどん曲を作るのが一番だと思うね。創作してなんぼだよ。」
司会者「珍しくまともなこと言ってますね。」
hawaiibem「ただ、勢いがついたからどんどん出して売れようといった商業的な戦略で動かれると複雑な気分にはなるけどね。本人の納得のいくものができていれば良いけど。」
司会者「そこは避けては通れない部分ではあると思いますが。」
hawaiibem「あーなんで世の中は資本主義社会なんだろー。」
司会者「愚痴が壮大過ぎます。次回は第3階層以降の発表をお願いします。」
(続く)
Posted on 2016/01/16 Sat. 16:06 [edit]
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