hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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ATLANTIS AIRPORT「a [ 360°] Cosmic Flight」 

a [360°] Cosmic Flight
ATLANTIS AIRPORT「a [ 360°] Cosmic Flight」
2011年結成の男女3人組バンド、ATLANTIS AIRPORTの初の全国流通盤。
全方位型マスポップで宇宙の旅へ。

「光と影の間」はリード曲。端的に言えば、芸術性と大衆性のバランスが優れた超絶名曲。ピアノを軸に様々な音が幾重にも折り重なったアレンジが美しい。アカデミックな志向のある言葉選びが続くAメロを経て、サビはメロディー、歌詞ともに単純明快でポップな構成に。後半はさらに変則的な展開になっており、若々しくて気持ちの良い音作りとともに挑戦的な姿勢を感じ取ることができた。お見事!
「ナイト・オン・ザ・プラネット」は高音のピアノ、低音のベース+ドラム、そしてその間をかいくぐっていくようなボーカル、といった3層の重厚なサウンドが楽しめる。フリージャズの延長とも言えるノイジーな演奏部分に目が覚める。

「Over The Rainbow」は今作で最も尖ったアレンジの曲。洪水のごとく流れるピアノが楽曲全体を支配しており、イントロとアウトロでは抱いている感情が180度変わるくらいに展開の起伏が激しい。歌詞は、オズの魔法使いをモチーフにしたファンタジーな内容になっている。
「アメノヒ」はJ-POPライクで平易な歌詞に親しみを感じるが、ダイナミックでエモーショナルな演奏が神々しい。ピアノで雨が降る音を表現しているのだと思うが、雨上がりに陽が差し込んでくるような情景も想起される。終盤の2分の展開には息を呑んだ。

「AnTi pOp ARt ( RO69JACK ver. )」はライブ映像として公開されているものを踏襲しているが、新録になっている。何度聴いてもぞくぞくする。
タワレコ限定特典の「光と影の間 JitteryJackal Remix」はTAMTAMの元メンバーである小林樹音氏によるリミックス。緻密なエレクトロ仕立て。他店の限定特典リミックスと聞き比べをしてみたい。

彼らのバンド名ともリンクした『空』、『宙』をモチーフにした楽曲が並んだミニアルバム。初作「A[ ]PASSPORT EP」でその恐るべき才能を目の当りにしたわけですが、今作にて早くも成層圏を突っ切てしまうくらいの飛躍ぶりを見せてくれました。ポストロック、プログレからJ-POPまで、多様なジャンルがバックグラウンドにあることは確かですが、緻密でありながら大胆で野心に溢れた展開の数々にはジャンルを超えた驚きがあり、前作をも上回る凄味がありました。どんなリスナーでも、どんな角度で聴いても、新しい発見があること間違いなしの名盤です。

★★★★★


3:00以降は映像もすごく好き。




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