hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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石川智晶「私のココロはそう言ってない」 

「私のココロはそう言ってない」
石川智晶「私のココロはそう言ってない」
東京出身の女性シンガーソングライター、石川智晶のミニアルバム。
哲学者は歌う。

「私のココロはそう言ってない」は表題曲。じゃあ『どう言っているのか』と問いただしたくなる内容だが、彼女のレトリックにそれは愚問だ。聴き手としてどういう感情を抱けば良いのか戸惑うが、幻想的なコーラスワークを楽しめればよいのかと。
「北極星~ポラリス~」は冒頭の独特の多重コーラスで一気に引き込まれる。尻子玉を抜かれたような感覚。中身はテンポの良いキャッチーな展開なので聴きやすい。冬ソングだが励ましと温かみを感じさせる歌詞も頭に入ってきやすい。
「ティル・ナ・ノーグ」は篠笛のイントロからして笛フェチ大歓喜な曲。この笛はサビ前でもかなり効果的な使い方をしている。タイアップ先が戦国モノということもあり、いぶし銀な和の雰囲気を醸し出している。歌謡曲風に流れ過ぎないオリジナリティの高さにも着目すべきか。歌詞に連動して雨の音が聞こえ始める終盤の展開には痺れた。
「何を泣くなんの涙」はシンプルなピアノバラード。これまた明確な答えを明示しない奥ゆかしい歌詞に不思議と惹かれる。海や涙という水物の表現は流石。
「GIFT」は彼女としては明るめのポップス。"僕はこの世界のGIFTとして生まれたんだろうか"という歌詞はなかなかおめでたい意見な気がするが、全肯定的なポジティブさがあって清々しいラストになっている。

2014年、2枚目のミニアルバム。前作「前夜」に引き続き、わずか5曲ながらいろいろと思案させる奥深さと、一聴して凄味を感じさせる幻想的なサウンドが健在でした。特に、キャッチーな「北極星~ポラリス~」と「ティル・ナ・ノーグ」が好きですね。「ティル・ナ・ノーグ」は映像化してほしいレベル。孤高の哲学者みたいな側面を持ちながら、一種の母性を感じさせる曲もあるのが面白いです。結果的に、この2作をくっつけてフルアルバム相当の作品を出したら良かったのではとも思いましたが、彼女のココロはそう言ってないのでしょう。

★★★★☆


この年齢不詳ぶり、波紋使いかな?


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