hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

TB: --    CM: --

TK from 凛として時雨「Fantastic Magic」 

Fantastic Magic(初回生産限定盤)(DVD付)
TK from 凛として時雨「Fantastic Magic」
ロックバンド、凛として時雨のギターボーカルであるTK(北嶋徹)の2nd。
前作「contrast」の感想はこちら
TKは魔法使いだったのか。

表題曲「Fantastic Magic」は冒頭からエンジン全開のアグレッシブな展開。初っ端からダジャレ…ではなく韻を踏んだTKらしいシンプルで抽象的な詞世界に、眩暈がするくらいに激しいアンサンブルが魅力。何言っているのかほとんど聴き取れないサビはダンスロック的で、過去のリード曲との棲み分けを図ろうとしているのが窺える。
「unravel」はアニメタイアップのシングル曲。デビューから一貫して表現している繊細で脆い様が極まっている。1分半のアニメサイズという制限を感じさせない構成が良かった。バンド演奏の凄さは言うまでもなく、悲痛とも捉えられるボーカルが良い味を出している。
「kalei de scope」は1曲目とノリが近いと感じた曲。ゆとりのない音の詰め込みぶりに刺激されっぱなしの3分間。サビの高音パートを345に置き換えてもイケる(提案)

「an artist」からの中盤の3曲は比較的大人しい曲調が続く。この曲はバンド演奏はだいぶ動きがあるが、メロディーが割りと歌モノとして無理のない(ボーカルはクソ高いが)仕上がりになっているので、J-POP的でだいぶ聴きやすい印象を受けた。
「tokio」はピアノ弾き語りという極力シンプルな構成で、東京にいる自身の境遇を歌う。物で満たされていても真に満たされているとは言えないという普遍的なテーマ。だいぶ空気が変わった。
「Shinkiro」はCharaとのコラボ曲。アコギの洒落たイントロから始まり、これまたイメージにないアレンジ。Charaのソロパートは割合こそ少ないがやはり声に存在感がある。音が染み渡ってくるという感覚。

「Dramatic Slow Motion」は前作収録曲のアルバムバージョン。そこまで大胆な変化をしていない気がするが、Dramatic度2割増しくらい。ドライブ中にこの曲を聴くと峠で爆走できるような気がしてくる。道交法に触れるので自重するけど。
「Spiral Parade」は四つ打ちでどこかサカナクションっぽさを感じるエレクトロアレンジ。サビのように聴こえるBメロを経て、本当のサビはまたしてもダンスミュージックな佇まいに。メッセージは曖昧模糊としている節があるが、ポジティブな部分が強調されているのが特徴。
「Fragile」はギターとピアノのみで穏やかな曲調。えらい遠回りしているけどラブソングだね。
「contrast」は前に感想を書いた通りだが、ラストに持ってくるとこれまた作品が締まった印象を受けて面白い。

魔法にかかったような幻想と麻薬のような中毒性を感じる魔性のアルバム。初作「flowering」もすこぶる完成度の高い作品ではありましたが、それを越えたと思います。激しいけど切ない、やはりこれに尽きます。前作と比べると、ボーカルが強調されたような気がしますね。刹那的に音を詰め込んだ楽曲の中でも存在感が増していたと思います。ごまかしの効かないスローな曲でのスキルも上がってきているでしょうか。あとは、微妙な違いかもしれませんが、メロディーに余裕がありポップ度が増したかなと。もともと、時雨は本質的にロックではなくてポップスをやっているバンドという認識があるのですが、今作は「I'mperfect」を間に挟んだ影響が多かれ少なかれ出てきていると思いました。バンドではできないことが本人にも見えているようですし、ソロ作ならではの良さを存分に発揮できた作品ですね。

★★★★★


『ちゃんとして時雨』とか言われていた頃が懐かしい


スポンサーサイト

category: アルバムレビュー

このブログについて

最新記事

カレンダー

カテゴリ

リンク

アクセス数 since 2014.1.12

つぶやき

最新コメント

月別アーカイブ

ブログ内検索

にほんブログ村

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。