hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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jizue「shiori」 

shiori
jizue「shiori」
京都出身の男女4人組インストゥルメンタルバンド、jizueの4th。
前作「journal」の感想はこちら
極上の癒しを与えることを保証します。

優しげなエレクトロニカ小曲「intro」を経て、「bullet bull」はラテン要素の強い曲で、情熱的で独創的なリフのピアノを主体に複雑に絡み合うアンサンブルが心地良い。終盤のダイナミックな盛り上がりぶりが早くもクライマックスを思わせる。
「photograph feat. 中嶋イッキュウ」は同じ京都出身のバンドであるtricotのボーカル、中嶋イッキュウがゲスト参加。今作のマイベスト。華奢なボーカルと哀愁漂う美しいメロディーが琴線に触れる。イッキュウさんのボーカリストとしての魅力も引き出されているし、間奏部分もやはりゾクゾクするくらいに綺麗で素晴らしい。
表題曲である「shiori」は流麗なピアノと落ち着きと安らぎを与えてくれるギターが絶妙。中盤は少し流れが変わって切迫感のあるスリルな一面を見せる。ミニマルだけど構成力の高さを感じる曲だ。

「rainy days and mondays」はカーペンターズのカバー。原曲よりも明るく、キラキラと流れるピアノが綺麗で映画サントラのような仕上がり。
「march of monkey」は不穏さも漂うミニマルなリズムから動物の群れが動く様が感じ取れる。開放的になるパートとのコントラストが良い。
「真黒 feat. Shing02」はヒップホップMCであるShing02とのコラボ曲。ラップとも上手く融合できるクールなサウンド。ポエトリーリーディングとかと絡んでも面白そうだし、今後の発展にも期待できる内容だった。ちなみにこのタイトルは「まっくろ」でも「まぐろ」でもなく、「シンクロ」と読ませるのが正解らしい。

「fauve」はフォーヴィスムと関連しているのだろうか。ポストロック的な複雑さとジャズ的な躍動感のあるアンサンブルが見事に融合している。いやーカッコいい。
「wind」はそよ風を思わせる優しいタッチの曲。RPGだったらまずエンカウントは起こらないような安息のBGM。どことなく牧歌的な装いもあるのがこれまた良い。HP全回復。
「blessing」はピアノのみのサントラ風の落ち着いた曲。実際に映像作品に起用してもらいたいところ。

京都出身バンドの日本的な美的感覚には毎度惚れ惚れするわけですが、今作は輪にかけて素晴らしい出来でした。前作、前々作に比べると派手な一発がなかったようにも思えますが、全体的なバランスが非常に良いです。緻密で息つく暇のないドラマチックな曲から、センチメンタルやノスタルジーに浸って癒される曲まで構成も上手いです。歌モノ2曲についても新しい色を出せていましたし、コラボに留まらず楽曲提供とかも積極的に始めたら面白いなと感じました。個人的に一番熱い、そして癒されるインストバンドと言っても良さそうです。

★★★★★


2:25くらいからの展開がカッコいい!


カメラワーク面白いね


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