hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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AZUMA HITOMI「CHIRALITY」 

CHIIRALITY
AZUMA HITOMI「CHIRALITY」
東京出身の女性シンガーソングライター、AZUMA HITOMIのミニアルバム。
前作「フォトン」の感想はこちら
要塞系宅録女子はべっぴんさんでした。

「ユーアーライダー」は"You're a rider"と"ゆらいだ"を繋いで、夏の空にふわっと浮かび上がるような心地よさがある。
「free」も浮遊感のあるサウンドが続き、音に体を預けたくなるような安らぎの時間。
「プリズム」はピアノ+デジタルなアレンジで、光をテーマにした楽曲が多い彼女らしい曲。伸びやかなボーカルが気持ちいいのと、ピアノソロのほんのり切ない感じが好き。

「不在」はボーカルエフェクトを駆使した多彩なアレンジに"君が居ない"ことをシンプルに綴った歌詞が乗る曲。
「137」はタイトルの由来がはっきりとは分かっていないのだが、137億年(宇宙の年齢)やセシウム137と関係があるらしい曲。悠久の時の流れとほんの一瞬のことがダブルミーニングとしてあるのかな。歌詞の中身はもっとシンプルなんだけど、いろいろ思案できて面白い。
「食わずぎらい」は彼女の曲の中でも最もアグレッシブと思われる曲。サビのノリが良く、ライブで体感してみたい盛り上がりぶり。インテリ+クレイジーな語りパートも凄いぞ。
「スイマー」は落ち着きのあるラスト。アレンジはあくまでも添え物といった具合で、彼女の繊細なボーカルが前面に出た曲となっている。じんわりと余韻に浸りながら締め括られる。

タイトルの「キラリティ」は学術用語を使えば対掌性という意味。私も対称性に関しては昔勉強したことがあるのですが、キラルに関しては講義を途中で切ってしまった思い出があります。なので詳しいことは分かっていませんが、要は鏡に映すと逆になることを言います(例えば、Aはキラリティではないけど、Zはキラリティである)。化学の分野では、同じ原子から構成される分子であってもキラリティの関係にあるものどうしではその特性が異なることがあります。有名な事例としてはサリドマイドのような薬が挙げられ…って失礼、インテリ丸出しな部分を露呈してしまいました。とどのつまり、同じように見えるものでも違う面があるという意味を持たせているのと、彼女のイメージとしてある『光』を連想させる言葉『キラリ』ともリンクしたタイトルにしているようです。

第2章のスタートととも言える今作は、よりデジタル度が増してソングライティングというよりトラックメイキングというイメージの楽曲が増えましたね(意味はほとんど変わらないですが)。ボーカルにおいては、これまでは年齢の割には大人だなと思う歌唱スタイルだったのですが、逆に声が若返ったような印象を受ける曲もあり、ボーカルの幅が広がった印象を受けました。トラックメイカーでありながらボーカルで表現することにも重きを置いたスタイルは独特ですね。全体的にまったり聴ける出来なのですが、彼女の知的な部分が垣間見えるところもあって奥深さもあります。うだるような暑さが続く夏を爽やかに過ごせる一枚です。

★★★★


おもちねずみカワイイ!


未収録ですが、好きなので貼っておきます


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