hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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KOTOKO「空中パズル」 

空中パズル(初回限定盤)(先着購入特典CD「→unfinished→」 English ver付)
KOTOKO「空中パズル」
アニメ、ゲーム関連の音楽を多数手掛けているシンガーソングライター、KOTOKOの6th。
勢いのあるトランス、ロックな楽曲を中心とした強烈なインパクトを残すアルバムです。

開始早々アッパーな並び。
「My-Les」は齋藤真也による王道のアッパー曲で応援ソングとしての力強いメッセージが込められている。
「WING OF ZERO -the ring-」は低音を利かせたトランスぶりがI've時代の名曲の数々を想起させるスケールの大きい曲。I've組の曲ではこれが一番好きかな。
「空中パズル」は呪文のような謎の歌詞を散りばめたパートが妙に印象に残る自身作曲の曲。サビの疾走感とリズム隊の暴れぶりが良いね。

新規参入組による秀作な3曲が続く。
「frozen fir tree」はfripSideの八木沼悟志の作曲。モロじゃん。ナンジョルノが歌っていても何一つ違和感のない冬ソング。この人と冬との相性の良さはやはり抜群。今作も絶品に仕上がっていますね。
「Light My Fire」はsupercellのryoの作曲。ロック方面に傾倒しかけているsupercellらしい爽快ロックナンバー。コール&レスポンスの部分が熱いね。
「黙れよ、ピーター」はDECO*27の作曲。作詞はKOTOKOなのだが、なんとなくDECOさんっぽい響きのワードが多い。ロキノンっぽい音使いだがホントに外れを出さない人だなあ。

少々変わり種な曲が多い中盤。
「SHOOT! -KOTOKO ver.-」はカバーらしいのだがこれも八木沼曲。ラップパートのイキイキぶりが微笑ましく思えてきた。
「フシ-ギノ-アナ」はミステリアスで全容を掴みきれない詞世界にややダークなサウンドが乗っかる。
「Rock☆DE フルーツバスケット♪」はポジティブなアイドルソングみたいな明るいノリの曲。凄い落差頂きました。
「サクラノアメモエギノヨ」はまた八木沼かと思ったら斎藤真也の作曲。globeの曲ですって言われても簡単に信じてしまいそうなくらい、違いが分からん。桜がモチーフなので実際の風景が思い浮かべやすかったです。雪が降っていてもサウンド的には変わらないと思うけど。

シングル曲攻勢で最後まで息つく暇がない終盤。
「Loop-the-Loop」は前向きというかもはや上向いちゃってるようなポジティブぶりが突き抜けた曲。
「リスタート」はシングルとしても地味な部類に入るかもしれないが好きな曲。音を盛り込み過ぎていないからかな。これで盛っていないと言うのもおかしな話だが。
「P◇lyG△n」はポリゴンと読む曲。"ミクロ"から"宇宙"までスケールの振り幅の広さが尋常なくて彼女らしい詞だ。共感を呼ぶというより音に酔いたい人向け。スケールがデカくなると高瀬一矢作曲になる法則?
「→unfinished→」は八木沼作曲の誰にも止められない突っ走りまくりナンバー。このハマりっぷり、違和感がないとかいうレベルじゃねえぞ!

I'veサウンドが核として残ってはいるが、それ以外の制作陣の仕事ぶりが目立っていた作品。ボカロ系との絡みは今後もっと増やしてもいいのではと感じました。八木沼氏に至っては軸がぶれなさ過ぎるので、元からプロデュースしていたのではと思うくらい板についていましたね。I've脱退後に出した前作「ヒラく宇宙ポケット」がイマイチハマらなかった者としては、制作陣が半分くらい変わったにもかかわらず原点に戻った感じがして安心したような。やはりアニメ・ゲーム向けのインパクト重視の曲が多かったのも要因な気がしますが。休息にあたる曲が一切見当たらないので、打ち込みのドンドコ鳴っているのが苦手な人には辛いが、終始ライブ状態で動き続けたい人には持って来いの作品だと思います。

★★★★☆


それにしてもすっかり見慣れてしまったなあ…(おい)


category: アルバムレビュー

rega「DISCUSS」 

DISCUSS
rega「DISCUSS」
愛媛出身の男性4人組インストロックバンド、regaのミニアルバム。
メンバーとスタッフの各人が楽曲制作した「1人1曲」体制で仕上げられた作品です。

『機敏』という意味を持つ「agility」はそのタイトル通り軽快。音が密に詰まった構造で次々と新しい展開へと移る様が痛快。
歪んだギターアンサンブルが息ピッタリで安定と不安定が入り混じるような「EQ」、スローでダウナーな空気を醸し出す序盤から中盤に向けて激しさを徐々に増していく「Faust」。
音を一つずつ置いていくようなシンプルでありながら巧みな技術が窺える「Goblin」はパーカッションの可愛らしさが好きだね。
「Romance」は不釣り合いなタイトルにも感じたが壮大さの中に複雑な部分もあって、意外とタイトルにマッチしているなあと手のひら返し。
『移住』という意味の「Migration」は冒頭のリフが印象深く何か牧歌的なイメージも焼き付けられる。第2楽章まであるよ。

ポストロック、マスロックというジャンルに入ってくるロックバンド。この界隈に詳しいわけではないですが、割りと聴くギターインストロックバンドの多くがこのジャンルに含まれている気がします。楽曲の展開予測の難しさや複雑性があるため、一曲ごとにどういう曲かという全体像を述べるのが非常に難しく匙を投げていますが、とりあえずカッコいいです。これまでの作品との比較で言えば、いぶし銀度合が増したずっしり骨太なサウンドを一曲一曲じっくり噛み締めることができたという印象。おそらく6曲という短いアルバムだったためかもしれないですが。難しいとは書きましたが、ポップスのような人懐っこい部分もあるのが彼らの面白い部分ではないかと。無機質に聴こえる音の中に人肌を感じるというか計算か自然体か分からない遊び心あるメロディーが不意に訪れるのが特徴だと思います。ギターインストロック系、何聴いたらいいか分からんよという人にもお薦めしやすい作品。

★★★★


オシャレですなー


category: アルバムレビュー

でんぱ組.inc「WORLD WIDE DEMPA」 

WORLD WIDE DEMPA 通常盤
でんぱ組.inc「WORLD WIDE DEMPA」
秋葉原を中心に活動する女性アイドルグループ、でんぱ組.incの2nd。
とてつもない中毒性に注意が必要です。

イントロの「ハジマリ。~WORLD WIDE DEMPA~」を経て「でんぱれーどJAPAN」から加速度MAX。作編曲はWiennersの玉屋2060%で、この人らしいキャッチーなアレンジに仕上がっている。よく分からん歌詞は畑亜貴の作詞によるもの。この脈絡のない言葉たちに謎の統一感がある感じ、流石過ぎる。このノリは「らきすた」を彷彿とさせますね。
「Future Diver」も畑さん作詞。早くもこのアルバム聴き進めて大丈夫なのだろうかと思い始める。四方八方から合いの手が入ってきて忙しい。"夢は終わらんよ"という言い回しが妙にツボ。

「VANDALISM」は蔦谷好位置の作曲。日本的なお祭り騒ぎな曲でハイテンションが止まらない。疾走感が半端なくてクセになる。展開の複雑さやごった煮な感じを出しておきながら、シリアスな部分を入れたりサビはきっちりユニゾンさせるあたりの真面目さ(?)もある。
「Sabotage」は洋楽カバー曲。どう考えても原曲ブレイクしているアレンジで彼女らしい曲に生まれ変わっている。中学生が教科書読んでいるような英語力兼歌唱力なのはSabotageしたせいとか言わない。

「W.W.D」は前山田健一の作曲。この手のアイドルにはヒャダインがつきものなのか。メンバーの自己紹介ソングみたいな感じ。何故かサンホラを想起させる切なめの語りパートはよくよく聴くと自虐まみれであんまり知りたくない事実が。大風呂敷広げながらもきっちりまとめ切るのはやはりヒャダインらしくて良いと思う。
「ナゾカラ」はモー娘。が歌いそうなクールなAメロとポジティブなサビのあからさまなコントラストぶりが、能天気通り越してただの馬鹿なんじゃないかと思ってしまうが、まあいいや。

「イツカ、ハルカカナタ」は飛び道具的なヘンテコ歌詞が一切出てこない王道アイドル系の曲で束の間の休息タイム。もはやここまで来ると物足りない感じもしてくるが、メロディーは良い。声優ユニットかClariSあたりが歌いそうなアニソンっぽい。
「キラキラチューン」はmeg rockが歌詞を書いている。これも控えめアレンジの王道系で結構好きなタイプ。今までのハイテンションハイテンポぶりは何だったのかと思いたくなるがまあこれはこれで。こんな曲を思い出したのは私だけだな、絶対。
「冬へと走りだすお!」はタイトルからしてもうどうにでもなれという気分になるが、作詞:かせきさいだぁ、作編曲:木暮晋也と渋いクレジットが。アレンジが洗練されていてオシャレで懐かしさもあるシティポップ感を出していて素敵。

「なんてったってシャングリラ」はエスニックなアレンジで元の電波っぽいところに引き戻される。全く別の人が作った曲の割には謎の統一感があるね。
「W.W.D II」は「W.W.D」の続編。ヒャダインの絵に描いたようなドラマチックな展開ぶりがこれまた秀逸。戦隊ヒーローものの最終回を観ているような気分に。

「ORANGE RIUM」は大仰な曲の後に聴くには適度に軽いポップさ。このレベルで地味に感じてしまうってどんだけ濃度高いんだよ。
「強い気持ち・強い愛」は小沢健二のカバー曲。またしても原曲崩壊していてファンからしたらどう思うのか察しがつかないが。筒美先生だったらそのうちオリジナル曲を書き下ろしてくれるんじゃないの(適当)
「でんでんぱっしょん」は冒頭曲へ回帰するかの如くハイテンションぶりを発揮するラスト。作曲者同じだからね。有無を言わさぬインパクト。無音時間が長く取られている部分があって一瞬おののく。

サブカル系アイドルの最右翼の2年ぶりのアルバム。モー娘。以降の飛び道具的アイドルソングとオタク系電波ソングが融合したハイテンポで聴き手を翻弄させるタイプの曲が多いです。電波ソングフリークであればこんなの甘口だと言われかねないが、一般人レベルからしたら聴き慣れないBPMかも。ももクロのヒットを考えればこの辺りのちょっとおかしな音楽に対する許容範囲も広がっているのかなとは思いますが。楽曲のタイプは、とことん能天気系、自分語り系、割りと真面目なメッセージ系の3種類くらいに分けられるが、曲の作り手がバラバラな割には統一感がある。意外だったのは王道系の楽曲の出来が良かった点。インパクト重視の電波な怪曲の間に入ることで清涼感を出していたように思います。この手の曲ばかりやると特徴が皆無になってしまいますが、たまに聴く分には良い選曲。個々人のキャラも特徴があるようですが、楽曲自体のインパクトに引っ張られ過ぎてそこまで本人らまで意識することはできませんでした。少しずつ覚え始めましたが。心安らぐ音楽を求める人にはバカ騒ぎ以外のなにものでもないが、頭の中をカラッポにしたい人には抜群の効用があると思われる一作。

★★★★☆


友情(?)出演のBiSは悪役に向いていますね。


category: アルバムレビュー

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