hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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THE ORAL CIGARETTES「オレンジの抜け殻、私が生きたアイの証」 

オレンジの抜け殻、私が生きたアイの証
THE ORAL CIGARETTES「オレンジの抜け殻、私が生きたアイの証」
奈良出身の男性4人組ロックバンド、THE ORAL CIGARETTESの1stミニ。
『偏差値エンターテイナー』という異名があり、その緻密さと奔放さの混在具合にあらゆる神経が刺激されまくる一作です。

「mist...」はノリのよいイントロに始まり、転調、音の上げ下げに不思議と心地よさがある曲。歌詞をよくよく眺めてみると"胸の奥ちょっとムラムラするぜ"、"硬くなってく僕の引き金"、"そんな理性の感情もまるで白い霧のように溶けていったの"とある…まあ何が言いたいかは想像にお任せします。
「Mr. ファントム」はリード曲。超絶ダンサンブルナンバー。こういうの大好物です。3分弱の短い曲だが、イントロから息つく暇のない密な展開に体が自然に動く。
「瓢箪山の駅員さん」はアルカラが歌いそうな歌謡成分濃いめの曲。フィクションで奇妙な詞世界も、ただの滑稽な歌に終わらせない生真面目さもなんだか近いものを感じる。終盤がグッとくるね。

「逆恨み小僧」はイントロが40秒あるため一瞬インスト曲を予感させるが、普通にボーカル曲。これも転調のさせ方とエモーショナルなボーカルが気持ち良いなあ。
「この季節に僕が唄う歌」はback number的な雰囲気漂う別れの曲。今作では毛色がだいぶ違うタイプであり、ラストに向けて一息つけるような存在。これはこれで人気出そうな感じが。
「机上の空論に意味を為す」はイントロから飛ばし気味の軽快な曲。アルバムタイトルが詞の中に登場する。この曲に限らず、来てほしいところに音が移っていく気持ちよさがあるね。
隠しトラックの「30歳童顔」はバンド系にありがちな内輪の一発ネタ的な小曲。イントロ部分だけを抜き出したようなほぼインスト曲である。悪い曲ではないが、短すぎるので何とも言えん。

実に痛快な作品。彼らの紹介文として、『彼らの楽曲は全て計算されており、 人間のあらゆる部分を研究し、人間が最も刺激される音楽を提供している。』という一節があるように、いろいろと構成が練られておりただただ感心。ダンスロック的な曲が中心で、語感の良さや音の疎密の調整ぶりが秀逸でいい揺さぶりをかけてくる。各曲の説明でも多く言及しているイントロは、そのままインストものとして突っ走っても成立しそうな出来栄え。ポップス、歌謡曲的な要素も含んだメロディーラインは切ない系で琴線に触れてくるものもあり…とべた褒めですね。この音の後にこの音が来ると気持ち良いというのが、本当に計算によって編み出した所業であるとすれば、どうやって曲を作っているのか凄く気になる。
いろんな意味で気が早過ぎるが、ポストKEYTALKな雰囲気のあるノリの良さと器用さを兼ね備えている。(KEYTALKがまず分からんという人はこちらを参考に。)この系統のバンドはライバルが非常に多いので、抜きん出た存在になるかはまだわからないが、「Mr. ファントム」を聴いた時にこれは売れるなと思った。邦ロック系のオイシイ所を上手く抽出できた作風であるが、真にオリジナリティを確立できるかでしょうね。今後の楽曲にも大いに期待したいですね。

★★★★★


KEYTALKの「太陽系リフレイン」MVと相似する部分が多々あり。


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