hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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テスラは泣かない。「Anderson」 

Anderson
テスラは泣かない。「Anderson」
鹿児島出身の男女4人組ロックバンド、テスラは泣かない。の流通盤としては1stミニ。
ピアノを軸に据えたロックバンドとして今後の躍進をかなり期待しているバンドです。まーた変な名前のバンド紹介してるよと思われるかもしれませんが、これが実に痺れる音楽の作り手なんです。

「アンダーソン」はリード曲であり、クラムボンのミトがプロデュース。彼らの楽曲で外から手が加わるのは今作が初めてなのだが、これは疑いもなく素晴らしい出来。冒頭のピアノリフで一気に引き込まれる。彼らの曲で大抵ハマるものは開始10秒で分かるわけだが、その後の他の楽器との音の重なり方も精巧と奔放を織り交ぜて秀逸としか言いようがない。洗練された感じがやはり玄人の仕事だなあとただただ感服。
「Shake your hands saying good bye」は、前曲に比べるとアレンジは控えめに軽快なリズムで進んでいく曲だが、終盤はまたしてもピアノが際立って盛り上がる。最後の"ニューロンの手をつないだまま離さないのさ"って神経細胞レベルにまで人と人がつながるという発想が凄い。
「SUNDAY SUNSET」は最も代表的なスタイルと言える一節入魂のピアノリフ系の曲。でもサビの開けてポジティブな感じはちょっと新しいかも。
「Calico」はシックな雰囲気が漂う曲。洒落てるなあ。間奏のギターがいい味。体温低めな導入から終盤にかけて徐々に熱を帯びる構成も良い。
「梵」は自主制作2ndに収録されていた曲のリテイク。ボーカルをクリアにさせたのが一番の大きな変化か。とにかくこれも入りのインパクトが強い。ノイジーなエフェクトをかけていたボーカルの時も、混沌な感じが出ていてそれはそれで好きな曲だったけど、今回は尖った詞が聴き取りやすくて良いですね。"フィクション"という言葉が好きなんかな。
「交差点」はタイトル通り交差点の環境音をイントロに、スローな出だしからエモーショナルな展開に転じる構成。ややテーマのインパクトには欠けるが。
「DREAMER」もどちらかと言えばスロースターター型の曲で、間延びさせず勢いのある状態を残してアルバムを締め括る。

一体何組若手を推せば気が済むのかと問われそうだが、とりわけ彼らについては自主制作CDを作っていた頃から聴いていたので一押しと言えるだけの思い入れがある。今作はミトさんという非常に相性の良い方がサウンドプロデュースに入る等、前作のこれまでの集大成的な感じからまた一歩進んだ展開を見せており、さらなる飛躍を期待させる内容だったと思う。「アンダーソン」、「SUNDAY SUNSET」あたりが彼らの軸となるタイプの曲だが、新機軸としては「Calico」も音に余裕を感じる出来で良かった。やはりこのバンドの音楽は印象的なピアノリフで成立している。ミニマルミュージックと言うほどガッチリ音を固めているわけではないが、このリフの作りが曲の良し悪しをかなり左右していると思う。ボーカルは同世代バンドの中でもお世辞にも上手い方ではないと思うが、熱のある歌い上げの部分はだいぶ良くなったと思う。ここの表現力がより強化されるとバンドとしての引き出しもさらに増えるのではないかと期待している。あとは「交差点」のようなスローでエモーショナルな曲でどれだけ深みを出せるかが課題か。課題というとアレだが、強烈なピアノ曲に比べるとこのあたりはちょっと弱いかなとも思う。あえて派手に行き過ぎないという選択肢をとっているのであれば私の指摘はお門違いなわけだが、もっと大胆にドラマチックに振り幅を広く取れれば怖いものなしだと思う。まあこれは大方私の趣味の問題なので無視して構わない。とにかく、イントロから聴き手に与えるインパクトのデカさで言えば、若手バンドの中でも随一と言ってもいいレベルなので、その相当強い武器に磨きをかけてさらなる躍進を遂げるよう応援しております。

★★★★☆


かっけええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ


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