hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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キングオブコント2013感想 

いつもは音楽レビューを主にしていますが、音楽以外ならお笑いのレビューがやりたかったくらいなので、キングオブコント2013の感想を試しに書いてみました。

①:1本目のネタ、②:2本目のネタの感想です。
ネタの説明は一回見て書いただけなので、若干間違えているところがあるかもしれませんが、ご了承ください。
あと、一応ネタバレ注意。

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category: お笑い

おおたえみり「ルネッサンス」 

ルネッサンス (MINI ALBUM)
おおたえみり「ルネッサンス」
兵庫出身の女性シンガーソングライター、おおたえみりの1stミニ。
完全なるニュータイプの出現。もはや筆舌に尽くしがたいマイワールドを構築する天才肌のSSWだと思います。

「月のレヴェル」はリード曲。赤い公園の津野と藤本、女王蜂のルリちゃんが演奏およびMVに参加している。この両バンドも相当な曲者だよね。フリージャズテイストのアレンジだが、ベースやギターもカオスに混ざってくる。ちょっとおとなしめのミドリみたいな雰囲気。歌詞見ないと何言っているか分かり辛い早口パートがインパクト大。"戦争反対したいけど貴方に従うからしない"といきなり話題が戦争になる超展開。戦時中だったのか。"人生なんかどうでもいい"とかなり投げやりな締め方をする。早くも揺さぶりが始まったよ。
「ぼっちはハイ」は一人ぼっちを"あぁシアワセ"と歌い上げる曲。明るい曲調に不協和音が入り混じることで、不安定感が倍増する。本当に"シアワセ"なのか、終盤はドラッグミュージック的なハイな様相を呈しており強がっているというよりイカレている。危ないです。
「舟の人」は前2曲に比べておとなしくオシャレな感じになるのだが、冒頭の一文の時点で理解できない事態に。"人生"を"高い""安い"で語っているのはまだ分かるとしよう。残りは何なのか分からない。『からだ』と読める"身体"と"体"の違いとか彼女なりのルールが存在しているようだ。何となく"身体"は肉体的、物理的なものとして存在するもので、"体"は魂、精神的なものとして使い分けているのかなと素人考えでは思うわけだが、果たして…

「踊り子」は、観客に向かって踊れと言って自ら踊っている踊り子も誰か(彼女はボスみたいな人と言っているが)から踊らされている"三重構造"であることを歌った曲。この一文で何言っているか分かります?操り人形とアプローチは同じだと解釈すればよいわけだが、"三重構造"というインタビュー時に語るような言葉を、歌詞にそっくりそのまま登場させるのは凄い個性だな。怪しげでジャジーな曲調に、同じ詞を3度ループさせるという構造にもこだわりを感じる。
「うでの毛」は"あなたのうでの毛"で"ハッピー"とか"ラッキー"と歌うフェティシズムの塊のような曲。いよいよ分からなくなってまいりました。単に"うでの毛"フェチの曲ならまだいいんだけど、所々何言っているのか理解できん。
「ルネッサンス」は今作で最もカオスな曲。整合性とかそういう概念は一切通用しない。これを理解したら完全にえみりワールドの住人と言って差し支えないだろう。ピー音が入って分からなくしている歌詞があるとか全てが謎過ぎる世界観。
「カーテン」はデビューDVDに収録されていた曲であるが、抽象的で内省的な詞が特徴。自己の葛藤であるとか、最後の"ママに相談してから"に思春期っぽい若さが見られたり、完璧に彼女の頭の中を把握することはできないが、断片的には掴みとることができる曲。長めのアウトロも後引く感じ。

天才肌、芸術家肌タイプのまさにアーティストと呼ぶにふさわしい作風。彼女が見ている世界と私のような一般人が見ている世界はまるで違うのだろうね。弾き語りシンガーの側面が強いが、音楽性は広範で未知数。歌詞も独自性が強すぎてまず他では見ることのないような文章がポンポン出てくる。そしてその言葉選びが本当に的確なのかどうかも判断できない突き放しっぷり。ただでさえ歌詞解釈苦手なのに、こんな消える魔球みたいな変化球投げられたらもう無理だわ。いわゆる『考えるな、感じろ』である。ボーカルは声質的に川本真琴を最初に想起したのだが、作風のアバンギャルドで既製のJ-POPの概念をぶち壊すという点では彼女に近い異才ぶりがある。一般的には容姿も含めてビョークと比較されることが多いみたいだが。いずれにせよ総じて万人受けするタイプではないとはっきり言ってしまうが、不思議な魅力のある存在なので、次は一体どんな音楽や言葉が飛び出すんだろうと期待してしまいますねえ。

★★★★


こんな雀荘に行くのは嫌だ。


category: アルバムレビュー

赤い公園「公園デビュー」 

公園デビュー(初回限定盤)(DVD付)
赤い公園「公園デビュー」
2010年結成の4人組ガールズバンド、赤い公園の1stフル。
2012年、個性的なミニアルバム2作で邦ロック界に鳴り物入りでデビュー。一つの区切りとなった今作においても、その実力は伊達じゃないことが明白になりましたね。

「今更」は玄人好みなフレーズと万人受けするフレーズを巧みに織り交ぜたシングル曲。2段階仕込みのイントロ、囁くような危うい感じのボーカルのAメロから、一気に弾けて解放感のあるサビへ。各フレーズが散らかっているようにも聴こえるのだが、このサビの問答無用のポップさはいい意味でそれまでのことを忘れさせてくれる安心感がある。とサビで気を抜くと間奏でまたノイジーなオルタナ風を吹かしてみたりと油断ならない。
「のぞき穴」は活動休止前のシングル曲。展開的には和ロック一本で分かりやすいはずだが、間奏に入ってからがこれまた一癖あるアレンジに。詞は支離滅裂というかあまり意味を成していない感じだが、コーラスが入る部分の怪し(妖し)くも儚くも聴こえる雰囲気の出し方は見事。もっと大胆な構成でも良かったかも。ちょっと曲自体が短い。
「つぶ」は控えめなアレンジで2分弱で終わる曲。歌詞が深いのか何なのかよく分からないが、ブレイクタイムとしてちょっと一休みできる。アウトロで急にギアチェンジしかける遊び心も。
「交信」は印象的なピアノイントロで始まるシングル曲。高音のサビがセンチメンタルで素晴らしい。具体性もへったくれもない詞なのにすごくしんみりする。音が何よりも雄弁である彼女らの音楽性を明確に示した曲ではないだろうか。
「体温計」はアレンジがピアノオンリーというバンドじゃないじゃんな曲。ボーカルが丁寧にかつ終盤は若干の粗さを出して歌っており、シンプルな曲ながら引き込まれる要素は十分ある。

「もんだな」は今作最短でありながら結構好きなメロディーが詰まっている曲。語感が良いのです。後半のピアノアレンジの部分がたまらん。
「急げ」はいきなりベースの主張が激しくて何事かと思うが、その後は一旦落ち着く。一旦だけどね。人を羨むというのがテーマとしてあるようで、捻りはあるが比較的分かりやすい詞。
「カウンター」はノリの良さバツグンな曲で、突っ走るサビのキャッチーさは今作随一。パンク的で彼女らの曲の中でもかなり直球で聴きやすい部類。
「贅沢」はピアノの連符やリコーダーが入ったアレンジの可愛い曲。破壊願望を匂わせる歌詞だが、結局平和に終了。みんなのうた的であり、NHKならいずれこのバンドの曲を採用してもおかしくないような。
「くい」は作曲時期が古いらしく、歌詞として初めて見る地名"福生"が登場する。東京ですよ。最初の大人しいコーラスからバンドサウンド全開アレンジに元気よく変わる展開が盛り上がるね。"打たれたら引っ込んでしまうさ"ということでこのタイトルなのか。

音楽的には広義のオルタナティブということになるはずだが、ずば抜けたポップセンスを有したバンドであると思う。ガールズバンドの枠を軽々と超越してしまった音楽性。とにかく引き出しが四次元。10曲30分とフルアルバムながら非常にライトな作りになっているが、中身は非常に濃密。即興性が強いのか、使いたいフレーズを凝縮しまくっている感が強いが、そのいずれも見事にインパクトを残すものになっている。ストレートに邦ロックのラインで語れる曲もあれば、全くもってロックとは一線を画すものもあり、掴みどころがない。一聴して聴き惚れるかどうかは人を選ぶが、このちょっと敷居を設けたところを越えるとカタルシスの如く一気に虜になる。アレンジの豊富さや間奏の出来を聴く限り、歌モノよりインストが好きな人の方がもしかしたらハマりやすい性質があるかも。もちろん歌モノが好きでも大いにハマる可能性はあると思いますが。優秀な作曲家のいるバンドであることに間違いはないので、バンド活動とともに他アーティストとのコラボ等の活動にも注目していきたいです。CMソングを書かせたら菅野よう子並の仕事が期待できそうだなとも思います。

★★★★☆


2つのMVが繋がっている。それにしても身長差ハンパないな。




category: アルバムレビュー

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