hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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印象派「Nietzsche」 

Nietzsche
印象派「Nietzsche」
大阪で結成された女性2人組ユニット、印象派の1stミニ。
現役OLという経歴を持ちつつ、それを感じさせない音楽性の奥深さは一目置かれるべき存在かと思います。ユニット名的にドビュッシー繋がりで『パスピエの次はこれ』みたいな触れ込みを見たことがあるが、まあ別物です。とにかく言語化し辛い曲多数なので、気になったら動画なり実際にアルバムを聴くなりして自分の耳で確かめてください(いきなりの丸投げ)。

「Volcanic Surfer」は直訳すれば『火山でサーフィンする人』という意味になるなんとも風変りなタイトル。曲自体も一筋縄ではいかない。少々緩めのディスコロックなノリでコーラスも相まって心地よい波を運んでくる。
「SWAP」はシングルとして既発曲。はちゅねミクがネギを振っている動画が思い出されるメロディーから始まる。誰か同意してくれる人はいないものか。こちらもスタンスとしてとは前曲と同様で、コーラスを巧みに入れて中毒性の高い曲に仕上がっている。昨年から聴いているけど耳に残るなあ。
「[Nietzsche's] HEAT BEAT」は元ネタ回収もままならない矢継ぎ早に飛び出す早口Aメロから、開けた感じのサビに入り一気に引き込まれる。引き出しの数が把握できぬ。
「ENDLESS SWIMMER [true]」は出だしのボーカルがたむらぱんに聞こえる曲。コーラスの耳に焼き付き度合が相変わらず高い。深海のひっそりとした雰囲気を出しつつ、後半ドラムを暴れさせたり、男声ボーカルをさりげなく忍ばせたりホントに先読みできない展開。
「HIGH VISION [version B]」は最も重低音寄りなロックアレンジがクールでカッコいい。それにしても何なんですか、この魅惑のコーラスは。
「OUT」は大阪から仙台のどこかに向かうまでの様々な経路を淡々と無感情で読み上げるという怪曲。なんぞこれ。ポエトリーリーディングの類と考えればいいのかもしれないが発想が実にユニーク。

ツッコミどころは多数散りばめられているのだが、それを拾うには聴く側の引き出しも多くないと難しい類の音楽。なのであまり細かいことを言うことができないが、とにかく間奏の合間合間に入るコーラスが不思議な世界を生んでいて引き込まれる。アルバムとしての統一感はあるのだが、何を繰り出してくるのか分からないブラックボックスな雰囲気は一級品。シュールでシニカル、只者ならぬ感じはいかにも2010年代的な装いがあって、ある意味流行の先端に位置しているユニットと言えそうな気がします。J-POPの表舞台に立つような存在ではないと思いますが、カオスな芸術性とポップな中毒性で今後の活動にも期待したいところ。

★★★★


とりあえずアバンギャルドですねと言っておけば何とかなる。


何フェチなのか知らないが、暗闇で頭振っているこの感じ、好きです。


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