hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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cinema staff「望郷」 

望郷 (初回限定盤)
cinema staff「望郷」
岐阜出身の男性4人組ロックバンド、cinema staffの2ndフル。
遅ればせながら彼らのアルバムを聴くのは今作が初めて。残響レコード所属でありながら2012年にメジャー入り。続々とハマりつつある残響系バンドの中で、やはり見逃してはいけない存在でしたね。時に攻撃的、時に温もりのあるバンドアンサンブルに優しい好青年的なボーカルが魅力的。

「望郷」は故郷・岐阜を想うタイトル曲。懐かしい曲から引用すれば、要は"思えば遠くへ来たもんだ"である。2分過ぎたところから動きのあるサウンドに転じる展開が好きです。全体通して言えることだが、曲の長さの割りに歌詞は端的であり、間奏でも聴きどころが多い。
「西南西の虹」はシングル曲でJD2月度マイベストに投票済み。「北北西に進路を取れ」というヒッチコックの映画もありましたが、この曲も一つの方角すなわち一つの方向に向かって真っすぐに進んでいく姿が表されています。ただただカッコいい。この方角に虹が見えるということは太陽があるのは東の方で、情景としては朝になるわけです。朝から虹が見えるのはいい光景ですね。

「待合室」は駅の待合室でのちょっとした出会いの風景が描かれる。いわゆる一目惚れみたいなものでしょうか。"チェックチェックチェック"と可愛らしさが入り混じるポップ調なアレンジ。なんだか別のバンドみたいだ。
「いたちごっこ」は渋いベースから入るダンサンブル曲。反響するボーカルがタイトル通りのループ感を出しています。
「あのスポットライトを私達だけのものにして」は「オペラ座の怪人」のような舞台作品を意識した曲らしい。洒落たテーマですね。現物を私も最近観に行っているので入り込みやすかった。
「夏の終わりとカクテル光線」は高校球児に捧げた歌。夏の終わりほど季節の変わり目として切なくなる情景はないでしょう。そうだ、熱闘甲子園のBGMに流そう(提案)…と思ったらもうテーマソング決まってたんかい。
「蜘蛛の巣」は超攻撃的シャウト曲。何言ってるのか分からん。前曲でちょっと哀愁に浸っていたところにこの仕打ちかよ(笑)the cabsの時も思ったがこういう曲を入れるのってマストなのだろうか。ニーズがあるようにはあまり思えないのですが。

「革命の翌日」は今の日本ではフィクションのように感じる戦争がテーマであるが、決して社会派のような曲ではない。「西南西の虹」に並んでカッコいいと思った曲。
「小さな食卓」は家庭が描かれた「望郷」同様に郷愁が感じられる曲。MVに出てくる家族はアレだが…
ラストの「溶けない氷」は9分強の大曲。チェロが入りクラシカルに壮大な雰囲気が全面に出ている。詞は「望郷」ともリンクしており、アルバムとしての一貫性が感じられて素晴らしい。

ロックバンドのアルバムであることは確かだが、中身は非常に優しい。時に激しいサウンドのものもあるのだが、声と言葉によってうまく中和されている。テーマとして上京して離れた故郷への想いがバックグラウンドにあるのも大きな理由だと思います。「俺は東京に出てスターになるんだ」的に上京してきた本来の反骨的なロックとは姿がだいぶ違うが、ある意味凄く素直であり日本人的な感性としてはこちらの方が響きやすいのではないかと思います。
そして最近、アニメ「進撃の巨人」のEDに大抜擢されることが決定。なんだこのタイアップはと思ったらリンホラと同じポニーキャニオンに属しているからか。どんな音楽に仕上がっているのか楽しみです。これから快進撃が始まりそうな予感。

★★★★


岐阜は縁もゆかりもない土地であまり何があるか知らないなあ。岐阜、ギフ、若鶏のエヒフ、オオグンタマのエヒフ。


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