hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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ハリネコ「とうきょう」 

とうきょう
ハリネコ「とうきょう」
東京を拠点に活動する男女3人組フリー・ポップバンド、ハリネコの1st。
リスナーアマ3級程度の資格しかない私にはなかなか説明が難しいジャンルの音楽です。今作はフリージャズのポップ版というべき新たなスタイルを取り入れた初音源化作品となっております。

「とうきょう」は冒頭いきなり女声の叫び声(呻き声)とおどろおどろしいピアノが響く。おーこわい。それからメロディーという概念が皆無の音楽が始まる。歌とも語りともつかない前衛芸術的なボーカルによって、とてつもない不安感に襲われる。その後、不意にすこぶるキャッチーなサビが始まる。このメロディーが凄く良いです。大都会に渦巻く負の感情とそれを打ち破る前向きさ。これが対照的な2種類のパートによって描かれており、9分以上という長尺の曲ながら展開の仕方に圧倒されて時間の長さをいい意味であまり感じない。
「まわる」は転じて全編ポップ。ボーカルもやや幼さが残るような歌い方に変わる。
「Mother Sun.」も9分越えの大曲。曲ごとの時間の振り幅も凄まじいですね。音数が少ない大人しい曲です。音と音の間の取り方がすごい。普通このくらい間を取ってしまうと我慢出来なくなる人も多いだろうな。壮大かつ深遠なテーマであり、曲全体の構成は、終盤に向かうほどアレンジは壮大に、ボーカルもそれに伴い強くなっていくクレッシェンド方式。
「とまと」はまたまた転じて軽めのポップ曲。なんだか懐かしい曲調。ボーカルが"異常なトマト好き"らしい。どんだけ好きなんだ。タイトルを知らずに聴いたら、ただの恋愛詞なのでトマトに対して歌っているとは想像できないはず。ただ所々それとわかるヒントがあるのが面白い。
「手紙」は応援歌的な曲ではあるが、頑張れではなく頑張らなくていいに重きを置いた優しい歌。
「はれうた」は楽観的なボーカルの面白いアレンジの曲。ボーカルの変幻自在ぶりが半端ないです。

フリー・ポップ。何をやってもいいわけである。フィギュアスケートのフリーでショートトラック1500mを始めてもいいし、競泳自由形で水の上を走ってもいい。それくらいフリーなのである。もっと言えばスケートリンクでワカサギ釣りを始めてもいいし、モーセの如く水を割ってプールの底を歩いてもいいわけである。もう自分でも何言ってるのかわけわからないが。しょうもないネタはさておき、そういうコンセプトのバンドなので、何が飛び出すかわからないのです。実態としては完全トリッキーな楽曲で埋め尽くされているわけではなく、割りと普通のポップもある。というより本当にフリーだと感じたのは1曲目だけでしたが。まあ普通にポップな曲を演奏するのも当然フリーの範疇なのでなんでもいいんですけど、今後どういう曲を作るのか予測不能でちょっと気になる存在です。ポップスは好きだけど、流行のJ-POPには飽きてしまいもっと刺激を求めているという方はぜひ。

★★★★


怖がらないで中盤まで聴いてみて下さい。


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