hawaiibem's music blog

気になる邦楽アルバムを中心に音楽レビューをしていました。

 

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Chicago Poodle「3.0」 

3.0
Chicago Poodle「3.0」
関西を拠点に活動する男性3人組ピアノバンド、Chicago Poodleの3rd。
通称"シカプー"。およそ2年半ぶりとなるオリジナルアルバムです。これまでも数々の名曲を量産してきた彼ら。ロックバンド全盛の男性バンドシーンの中、ピアノを軸としたポップナンバーを主とするスタイルはもっと評価されるべきではないかと思います。

冒頭の「ともし灯」でいきなり心掴まれる。セオリー的には勢いづけのアッパー曲とかを出す1曲目に、これは反則だろうというぐらい切ない曲を持ってこられた。異国風ワルツな曲調で今作で一番好きな曲です。
「More Soul Train」も好きな曲。洋楽と邦楽が渾然一体となったようなダンサンブルな曲。きれいごとを並べるだけでなく、こういうダーティーな一面を出せるのが彼らの良さであると思うわけです。

1,2曲目が良かったので私の中では3曲目以降ちょっとダレる。
「煌ランナー」はポジティブメッセージソング。普通にいい曲だが特に引っかかるものがない。
リード曲「タカラモノ」は壮大なラブソング。別にケチをつけるような曲ではないのだが、若干狙いすぎているきらいもある。感動できる曲として注目されているそうだし、これが彼らを知る入口になってくれたらいいんじゃないでしょうか。個人的にはこういう曲で売れるのは複雑な気分ですが。
「ミスターベイベー」はピアノのアレンジの仕方が好きな曲。クールです。洋楽あまり聴かないけど洋楽っぽい曲だということは分かる。
「雨のち太陽」は"筋書きなんてない 僕たちの未来"とこれまた前向き。前向きな曲って個性が薄くなりがちな気がする。このバンドに限った話ではないが。

「退化論」はアレンジが一風変わっていて面白い。英語と日本語がごっちゃになった桑田佳祐のような言葉遊び溢れるサビが印象的。
「1225 ~君がいたクリスマス~ ver3.0」は配信シングルのクリスマス曲。最後の"京都"と書いて"ふるさと"と読むところで一気にパーソナルな歌になる。
「ツヨムシ」もポジティブメッセージ系で歌詞は食傷気味だが、楽曲そのものは好きな方。"鏡"のくだりがよく分かっていない。あーやっぱり国語アカンわ。
「ありふれた今日の特別な場面」は"日常"を壮大に歌い上げる。終盤のクライマックスな盛り上げ方は良いですね。

ベスト盤を挟んでの久々のリリースとなったが、相変わらずポテンシャルの高さを感じた一作。これまでのメジャー2作と比べると落ち着いたテイストの曲が増えた印象もあるが、安定感抜群のソウルフルで力強いボーカルは健在。中盤は愚痴が多くなってしまったが、凡庸なJ-POPとして扱われて埋もれて欲しくないが故の感想です。現に"感動の~"とか枕詞がついた曲で売れる人は一発屋扱いされる傾向が無きにしも非ずなので。引き出しが多いアーティストであることも同時に強調できたらいいのですが。私としては「More Soul Train」や「退化論」のような遊び心のある曲が結構好きなので、バラードとのバランスは上手く保っていって欲しいところ。

余談だが、彼らを見てると、関西の男性3人組のポップバンドという共通点のあるSunSet Swishを思い出すんですよね。ちょうどSSSが活動休止したすぐ後に彼らを知ったようなタイミングだったので。曲のタイトルの雰囲気も似ている気がする。なんだかちょっと懐かしい話でしたとさ。

★★★★


今流行りの鉄拳のイラストに乗せても違和感ないかも。


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